クラダシ、ABCスタイルと協議 3種類の冷凍スープを発売

ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi（クラダシ）」を運営するクラダシは11月30日、フードロスの食材を使用した3種類の冷凍スープを発売した。レシピ開発や食のコンサルティングなどを行うABCスタイルと商品を開発した。初年度の予約販売数は、200セットを目標にしている。
　
自社PB（プライベートブランド）「つくってKuradashi」から「スパイス薫る コノシロボールカレー（200グラム×3）」「昔なつかし ベーコントマトスープ（同）」「きのこたっぷり 具だくさん酸辣湯（同）」を発売した。
　
フードロスの食材を使用していることに加え、ユーザーの声をもとに開発している点が特徴だ。ユーザーから「毎日の食卓の1品になるものがほしい」「ボリュームがあり満腹感を得られるものだとうれしい」「冷凍であればストック時にあまり場所を取らないものがいい」などの声が寄せられたという。
　
新商品は既存顧客からの購入を想定している。ターゲットは30～50代の子育て世代。10分間湯せんするだけで食べることができる点を強みに、家事や子育てで忙しい世代への販売を目指していく。
　
「ABCクッキングのユーザーにも召し上がっていただく機会を作る予定があり、新規の方にも『Kuradashi』を知るきっかけになればいいなと思っている」（取締役執行役員CHRO 事業推進本部MD部事業開発Gグループリーダー 徳山耕平氏）と話す。