2023.12.13

【ファッション向け機能を追加】フューチャーショップ、SKU対応や返品支援に注目

取締役 セールス・マーケティング部 統括マネージャー 安原貴之氏

フューチャーショップが提供するSaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop(フューチャーショップ)」は、幅広い商品カテゴリーの事業者に導入されているが、特にファッション企業の導入実績が多い点が特徴だ。ファッション企業が喜ぶ機能も順次、追加している。

今年7月には、「バリエーション価格設定」を追加した。1品番内でSKUごとに販売金額を設定できる機能だ。同機能を活用すれば、特定のサイズやカラーだけ値下げして、在庫リスクを減らすことができる。

「これまで同一品番で価格を変えたい場合は、別々に商品登録をして、1つのページで見せるなど、導入企業さまが手間をかけて対応していた。その登録の手間もかかる上に、在庫管理も複雑になっていた。『バリエーション価格設定』により、導入企業様の運用負荷を軽減できる」(取締役 セールス・マーケティング部 統括マネージャー 安原貴之氏)と話す。


「Narvar」と連携


今年11月には、商品購入後の顧客体験を改善するソリューション「Narvar(ナーバー)」との連携を開始した。配送状況の追跡や返品対応を支援する「Navar」との連携は、ファッション企業のニーズが高いという。

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▲「Narvar」の提供サービス

「すでに引き合いがきている。導入に当たっては、いつも社が支援してくれるため、中小企業でも導入しやすくなっている」(同)と話す。

11月には「TikTok for Business(ティックトック・フォー・ビジネス)」との連携も開始している。この連携により、「TikTok広告」を手軽に配信できるようになった。「TikTok for Business」との連携は、国内カートでも珍しく、注目を集めている。

 

相互送客への関心高い


オムニチャネルを実現する「futureshop omni‐channel(フューチャーショップオムニチャネル)」を導入する企業も継続的に増えている。EC商品の店頭受け取りを実現する「店頭受取オプション」などと合わせて、ECと実店舗の相互送客施策への関心は高い。

「アフターコロナでリアルの接点を重視する企業が増えている。実店舗で関係性を深めることができれば、ECの利用にもつながる。店頭受け取りについては、実店舗に送客できるだけではなく、梱包せずに商品を提供できる点がコスト削減にもつながることが分かり、積極的に推進する企業が増えている」(同)と話す。

来年1月には、配送関連機能のバージョンアップを予定している。リードタイムを表示できるようにしたり、メール便の複数小口に対応したりする予定だ。 今後、定期機能は強化し、頒布会を実現しやすくする計画もある。






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