2023.12.08

スクデット 、ニーズに合わせて不正検知を提案 「Sift」や「ReD Shield」を提供

スクデットは機械学習型の「Sift」など複数ツールを提供している

主にEC事業者に対して不正対策の支援を行っているスクデットは、複数の不正検知ツールを提供している。クライアント企業のニーズに合わせてサービス提案を行っているという。同社が提供しているのは、AIによる自動不正検知ツール「Sift(シフト)」や、ルールベースの運用型不正検知ツール「ReD Shield(レッドシールド)」など。いずれも、世界規模で導入実績の多いツールとなっている。

 

AIのニーズ高まる


「Sift」は、機械学習モデルの不正検知ツールだ。ECサイトに不正なユーザーが来訪し商品を購入した場合、AIが自動判定し、購入を未然に防ぐことができる。

「Sift」はユーザーの、ECサイト内の行動パターンからもリスク評価を行うという。不正なユーザーは、通常のユーザーと、ECサイト内の振る舞いが異なるという。機械学習モデルが、蓄積した膨大なユーザーの行動パターンから、不正を判定するという。

「Sift」では、かなり高い精度で不正なユーザーの判定を行うことができるという。「Sift」は、クライアントごとに独自の機械学習モデルの構築を行う。機械学習が進むと概ね、「低リスク」の判定が97~99%、「中リスク」の判定が1~3%、「高リスク」の判定が0・1~1・0%の範囲に収まるという。

かなり高い精度で、不正なユーザーだけを判定することが可能だという。売り上げを落とさず、チャージバックを防げるようになる可能性が高いそうだ。

「Sift」は、基本的には機械が自動判定する。ECサイトの特徴に応じて柔軟にカスタマイズも行えるという。

全て機械任せにするのは不安だが、不正購入対策の運用コストはできるだけ抑えたいという企業にとって導入メリットが高いという。
 

不正なカード番号を全桁照合


「ReD Shield」は、NASDAQ上場の決済ソリューション企業ACIworldwideが提供している不正検知ツールだ。スクデットは日本国内の代理店となっている。

同サービスの最大の強みは、GMOペイメントゲートウェイやDGフィナンシャルテクノロジーといった大手決済代行会社と連携しており、クレジットカード番号とひも付けた不正判定が行える点にある。

同サービスを使えば、過去にECサイトで不正に使われたカード番号を全桁で照合できる。そのため、同じカードでの不正を防ぐことができるという。カード番号の上6桁と下4桁で照合を掛けることが多い他のサービスとは違い、不正を完全にブロックすることができるという。

「ReD Shield」は、事前に決めたルールに基づいて不正の判定を行う。ルールのチューニングは、ECサイトに合わせてスクデットが行うという。ECサイトへの決済トランザクションが、月間数千件の事業者も導入可能。数十万件までの事業者にも対応できる。幅広い事業者の導入に適しているという。不正対策に力を入れている事業者に向いているとしている。



■スクデットのサービスサイトはこちら

ReD Shield: https://redshield.scudetto.com/
Sift: https://sift.scudetto.com/





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