2023.11.23

関通、物流事業を一部取得 関通ネクストロジ設立

関通は11月15日、河出興産の出版やECの物流事業の一部を取得したと発表した。
 
事業取得に伴い、新会社の関通ネクストロジを2023年12月1日付で設立する。河出興産から取得した出版物やEC向けの物流サービス事業と付帯事業を引き継ぐ。取引継続の見込みがない一部の取引は除くとした。
 
企業価値向上を目指しつつ、通販EC物流の支援サービスの拡大と新たな物流ノウハウを蓄積していく。
 
河出興産は出版社の河出書房新社が株主で、1966年に設立。物流代行事業者として、出版社からの業務委託を中心に、在庫管理や取次、書店への納品などの物流を手掛けている。
 
関通は今回の事業取得について、「やることは明確。当社の第2の柱であるITオートメーションのノウハウを含めて成果を出していく」(IR担当・古川秀樹氏)とコメント。「業務の効率化や人材、時間、コストなどの面でも、すでに貢献できる形は見えている」としている。
 
また、河出興産が所有する約1万4850平方メートルの土地を取得する。埼玉・新座市や所沢市に拠点がある。関通の主幹となる物流センターが1.5キロ圏内と近隣にあるため、「ドミナント戦略とも整合し、人的資源の流動性にマッチしている。立地やノウハウなどを投入することで、成果を出すための時間はかからないだろうと想定している」(同)と言う。





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