2023.11.23

デサント、4年でEC化率が3倍 中間期の連結売上は4.9%増の599億円

デサントの2023年4ー9月期(第2四半期)における全体の売上高は、前年同期比4.9%増の599億8500万円だった。小関秀一社長は、「ECは直近4年間で強化しており、売上高に占めるECの構成比率は約4%から12%まで伸びている」と話す。自社ECサイトで保温性や耐久性に優れた「水沢ダウン」の販売が好調だったこともEC業績の拡大に寄与している。
 
2023年の春夏シーズンから、日本市場において従来の「デサント」ブランドを二分化した。「デサント」は、主に自社直営にて展開するプレミアムスポーツブランドとして展開している。「デサント」の売上高は、同6.0%減の48億8000万円だった。


▲売り上げ構成比の推移

卸流通が中心の「ムーブスポーツ」を新たなブランドとして確立した。「デサント」のロゴマークを消し、独立したブランドとして運営している。「ムーブスポーツ」の売上高は、同0.8%減の26億9100万円だった。
 
世界水泳の影響を受け盛り上がりを見せた「アリーナ」の売上高は、同1.4%増の22億6300万円だった。
 
「今後も自社ECを伸ばしていくことを目標としており、OMOなどオンとオフの融合にも注力していきたい」(小関社長)と話す。




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