2023.11.16

コメ兵、東京・渋谷に「KOMEHYO SHIBUYA」を開設 Z世代・Y世代の若者への認知拡大を目指す

日本最大級のリサイクルショップを運営するコメ兵は11月17日、東京・渋谷区宇田川町に大型店舗「KOMEHYO SHIBUYA」を開設する。「Bershka 渋谷店」の跡地に開設する。コメ兵の従来のメインターゲットである中間層ではなく、渋谷の特性でもあるZ世代・Y世代の若者への認知拡大を目指す。石原卓児社長は「未来のコメ兵ファンをここ渋谷で作っていきたい」と意気込みを示す。

「KOMEHYO SHIBUYA」はさまざまなブランドのリユース品を取り扱う体験型店舗。買い取りセンターからの仕入れのほか、オークション、海外での買い付けを通して入手したこだわりの商品を用意する。


▲「KOMEHYO SHIBUYA」の外観

各階ごとにテーマが異なる。1階は「IMA」、2階は「KAKO」、3階は「MIRAI」、4階は「RELAY」。1階から3階は商品を時間軸で編集し、展示販売する。1階はハイブランドの中でも若者に人気の高いロエベやセリーヌなどのトレンドアイテムのほか、渋谷らしさのあるスケボーなどのアイテムを展示する。


▲「KOMEHYO SHIBUYA」の1階「IMA」

2階はヴィンテージのエルメスのシルバーアクセサリーやアパレル、3階はシャネルのチェーンバッグやバーバリーのコートなど未来につなげていきたい名作を取りそろえる。


▲「KOMEHYO SHIBUYA」の2階「KAKO」


▲「KOMEHYO SHIBUYA」の3階「MIRAI」

4階はバーカウンター式にした買い取りスペースや、他店からの取り寄せ品を試着できる広めのフィッティングルームを設置した。


▲「KOMEHYO SHIBUYA」の4階「RELAY」

ECとの関連性はネットで見て気になった商品を取り寄せることができることだ。東京・中央区銀座の「KOMEHYO GINZA」などでも気になった商品を取り寄せることができる。石原社長は「『銀座は高級でちょっと行きづらいな』という人もいると思うし、そのような人からここ『KOMEHYO SHIBUYA』でサービスを利用してもらいたい」と話す。


▲石原卓児社長

「KOMEHYO SHIBUYA」は渋谷に訪れる若者へ認知を広げて「コメ兵」を知ってもらうと同時に、既存顧客にも商品取り寄せなどの便利なサービスを提供することで、新規・既存双方の顧客に寄り添う。

「新規顧客からの購入も目指すが、もちろん既存の『コメ兵』ファンの方からの購入にもつなげていきたい。『KOMEHYO SHIBUYA』は大事な旗艦店になり、初年度で『KOMEHYO SHIBUYA』で年間25億円の売り上げ達成を目指す」(石原社長)と話す。





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