2023.11.15

ライブドア、ECサービス「livedoorショッピング」来春開始 ブロガーのグッズやK-POP商品など展開

ミンカブ・ジ・インフォノイドの子会社であるライブドアは11月14日、2024年春を目途に新たなECサービス「livedoorショッピング(ライブドアショッピング)」を開始すると発表した。月間利用者規模1億人に成長したメディア事業における顧客接点と、バーティカルメディアの専門性、購買率を高める運営ノウハウなどを活用し、ユーザー付加価値を高めるとともに、1億人を対象としたマネタイズを本格化する。

ミンカブグループは2022年12月、ライブドア事業をグループ化した。その後、シーソーゲームを始めとする積極的なM&A戦略と自律的成長により、1億人の月間利用者規模を有する国内有数のメディアサービスとなった。UGC(ユーザー生成コンテンツ)メディアである「livedoor Blog(ライブドアブログ)」を始め、スポーツ・金融情報/資産形成・エンタメ・グルメといったバーティカルメディアにおいては、ジャンルごとに、さまざまなユーザーニーズ(エンタメメディアにおけるファンサービスや、スポーツメディアにおけるクラブチーム連携等)が存在する。

さらに3000万人を超えるSNSフォロワーを有する「livedoor NEWS(ライブドアニュース)」の情報拡散力を活用した効率的なマーケティングやプロモーションが可能となる。ミンカブグループはユーザーニーズに対応するための付加価値提供を行うことで、新たなマネタイズポイントを複合的に展開すると同時に、さらなる自律的成長が可能なエコシステムを構築していく。

マネタイズポイントの構築にあたっては、11月10日に開始した、ユーザーエンゲージメントを高めるモバイルサービスである「livedoor MOBILE(ライブドアモバイル)」に加えて、バーティカルな専門ニーズに対応するECサービス「livedoorショッピング」、そしてこれらトランザクションの決済基盤である金融プラットフォーム「livedoor BANK(ライブドアバンク)」を段階的に開始する。今回、ECサービスである「livedoorショッピング」は来春、開始することを明らかにした。

「livedoorショッピング」の開始に当たっては、ネットプライスが提供するECプラットフォームを活用する。これにより基本的なEC業務をOEM型で運用することができ、極めて少額の初期投資で本格的なEC事業へ参入できるという。さらにユーザースティックネスの高い自社バーティカルメディアや、「livedoor NEWS」の情報拡散力により、多額のマーケティングコストをかけずにユーザー訴求が可能となる。

専門性の高いバーティカルメディアを多数有するライブドアメディアにおいては、各メディアの特性に応じた商品展開により、一般的なECサイトとの差別化を図る。具体的には「livedoor Blog」にてブログを運営しているブロガーやクリエイターのオリジナルグッズ、限定グッズの販売の他、購買促進施策等に基づくトレンド商品、ブロガーやクリエイターのオリジナルグッズの企画販売、日本未発売のK-POP関連商品、スポーツクラブチームの商品の取り扱いなどを進める予定だ。

ライブドアは2023年の7月および10月に、大手EC事業者と連携し、大型セール実施時にlivedoor NEWSの利用者に向けた購買促進施策(ユーザーのペルソナを始めとする各種データやライブドアニュース編集部の購買ストーリー制作といった独自の誘導施策)によって、過去最高の流通取引総額を更新した。こういった知見やノウハウを「livedoorショッピング」に活用する。

さらに、livedoor MOBILEやlivedoor BANKといった複合サービスの利用による割引やポイント獲得など、継続利用を促進するなど、商品展開・顧客接点・購買訴求・再訪・紹介および拡散、ECエコシステムの効率的な構築と、ユーザーのニーズに合わせた付加価値の高いサービス展開を目指す。







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