2023.10.12

日本郵政、「郵便局アプリ」提供開始 既存アプリ統合と新機能も

日本郵政および日本郵便は10月12日、新たにグループプラットフォームアプリ「郵便局アプリ」の提供を開始した。郵便局に来局する前の整理券発行や、ポストの位置情報検索といった新機能に加え、同社が現在サービス提供している「日本郵便アプリ」「ゆうパックスマホ割」の機能も使えるという。

日本郵政グループでは、中期経営計画「JPビジョン2025」に掲げている「グループ一体でのDXの推進」の取り組みの一つとして、「郵便局アプリ」の提供を開始したとしている。

【郵便局アプリの紹介動画】


「郵便局アプリ」では、これまでのアプリで使えた郵便局やATMの位置検索や追跡番号による配送状況の確認が可能。「これまでのアプリは、一つのサービスを使うのに必要な操作が多かった。新アプリではUI・UXを改善し、より使いやすいものを意識した」(日本郵政 DX戦略部長 杉崎猛氏)と話す。

既存機能は、「ゆうパック」「ゆうパケット」の送り状作成機能も搭載。クレジットカードの登録による事前決済(ゆうパックのみ)と郵便局の窓口支払いから選択できるという。


▲アプリの画面イメージ

新機能としては、ポストの位置情報などの検索機能を搭載している。位置情報から近隣のポストを検索できるだけでなく、そのポストの取集時刻や、投函口のサイズを把握することもできるという。

利用頻度の高い郵便局やポストの、お気に入り登録機能も搭載している。





全国34カ所(2023年10月時点)のデジタル発券機設置郵便局では、来局前の整理券発行も可能。待ち組数や待ち時間の確認に加え、曜日・時間帯別の混雑予測の確認もできるとしている。

日本郵政グループが提供する既存のアプリに関しては、継続して使用できる。「金融関係のアプリなどは、統合するとセキュリティーの問題などで使いにくくなる可能性もある。顧客の利便性を第一に、アプリの統合を考えていきたい」(同)と話している。







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