健康食品や化粧品通販を展開するユーグレナは6月、革新的なデザインの容器を採用した美容液「CONC リンクルインジェクション」を発売した。同商品は、微細針の先端部に美容成分を配合したマイクロニードルを使用しているのが特徴。マイクロニードルは従来、目元などに貼って使うパッチ形状が一般的だったが、同商品は、ノック型で繰り返し使えるマイクロニードル付き容器を採用している。「CONC」の人気も相まって、美容に意識の高い層から注目が集まりそうだ。
ユーグレナは2022年から、卵由来細胞培養エキス配合シリーズ「CONC（コンク）」を展開している。主成分には、世界初のタマゴ（鶏卵）由来の細胞培養エキス「セラメント」を配合。「セラメント」に含まれる217の因子が、肌本来のしなやかさへと導くという。細胞培養を行うインテグリカルチャーが開発した。
2022年2月に発売した導入美容液は、発売後に在庫が欠品。2023年12月期中の同商品の販売計画については、期初と7月の2回にわたって上方修正したとしている。
6月に発売した導入美容液「CONC リンクルインジェクション」には、注入型マイクロニードルを採用した。ペンタイプの容器の尾部をノックすると、先端からニードルが突出し、肌の角層内の深部に、「セラメント」の美容成分が注入される。
▲CONC リンクルインジェクション同商品については、発売前に、3回に分けてモニター試験を実施したという。初回は、ユーグレナの社員30人を対象に実施。一般ユーザー100人を対象にしたモニター試験も実施したという。モニター参加者からは、使用前と使用後を比較して、ポジティブに評価する意見が多く聞かれたとしている。「目尻や口元に変化があった」という声が多かったという。
「『今まで感じたことのなかった効果を感じてもらう』ということが、「CONC」ブランドの存在意義だと感じている。新しい技術の成果を、実感としてユーザーにいち早く届けたかった」（CONCブランドマネージャー安藤崇氏）と話す。
「リンクルインジェクション」については今後、ユーチューブ上にアップした、使い方を説明する動画と、インフルエンサーマーケティングを組み合わせてPRを行っていくという。
