2023.10.08

キャラクター家電「きゃらニクス」、ヒーター搭載「あったかぬいぐるみ」が人気 EC購入が7~8割

「あったかぬいぐるみ」は生きているようだと好評

バンダイナムコグループのシー・シー・ピーは22年2月から、キャラクター家電ブランド「きゃらニクス」の公式通販サイト「きゃらニクス online shop」を運営している。

白物家電のデザインはこれまでシンプルなものが主流だったが、最近は見た目を重視したデザインも多く展開されている。その中で「きゃらニクス」では、「好きなキャラクターといることが幸せ」というコンセプトのもと、商品開発している。

看板商品は、ぬいぐるみの中にヒーターが搭載された「あったかぬいぐるみ」。2020年から販売を開始し、「星のカービィ」など、数種類を展開している。事業統括部の大守花音氏は、「楽しさと実用性を兼ね備えている。ヒーターの暖かさが体温のように感じ、キャラクターが生きているみたいとの声をもらう。ぬいぐるみとしてのクオリティーが高いところもポイント」と話す。販売数はシリーズ累計で4・7万台を突破している。

他にも、「パンケーキメーカー」「マルチサンドメーカー」といった、調理家電も人気が高い。焼き目にキャラクターがしっかりと出ることや、キャラクターの形に焼き上がることに加え、具材を挟むこともでき、一般的なサンドメーカーに引けを取らないクオリティーに仕上げた。


▲キャラクターの焼き目や形となる調理家電も人気

商品は、公式サイトで先行受注を行い、受注分を発送してから一般販売を開始する。コアなファンは先行受注の時点で購入するため、7~8割はECサイトからの購入となっている。一方で、ライト層に認知が広がっていないという課題も持っているようだ。ターゲットは20~40代の女性だが、クリスマスなどのプレゼント需要もあるため、男性が購入するケースも見られる。

スマホからの購入が多いため、サイトでは、写真が小さくならないように、正方形ではなく、縦長でスライドして見られるようにした。また、商品スペックよりも「かわいらしさ」を重視した写真を使っている。「使用しているシーンを入れるようにしている。使って満足している自身の姿が想像でき、家にあるイメージが伝わるよう心掛けている」(同)と話す。





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