2023.10.05

プレミアアンチエイジング、通販売上24.2%減の183億円 減収減益となり赤字で着地

プレミアアンチエイジングの2023年7月期の通信販売事業の売上高は、前期比24.2%減の183億1600万円となった。通販事業においては広告投資の抑制により新規顧客の獲得が減少し、減収となったという。減収減益での着地となったが、中期経営計画を策定し、今後は構造改革や成長戦略を実行していくという。
 
同社の2023年7月期の連結業績における全社売上高は、前期比22.1%減の264億円。営業利益は6億1100万円の赤字、経営利益は6億3100万円の赤字だった。2023年7月期に構造的な改革を推進し、一時的なコストを計上したことから、赤字となったという。
 
主力ブランド「デュオ」は同期の売り上げの65%を占めているが、減収が続いている。育成ブランドである「クレイエンス」「カナデル」が売り上げを伸ばしたが、「デュオ」の減収をカバーできず、通期の連結売上高は減少したという。
 
同社の2023年7月期の全社売り上げのうち、約7割を通販事業の売り上げが占めている。通販事業の同期売上高は前期比24.2%減だった。
 
今後、通販事業では、新規顧客の獲得に向けた施策にさらに力を注ぐとしている。顧客ステージに合わせたCRM施策を展開し、ブランドごとに、継続率向上のための施策を刷新・強化していくとしている。
 
同社は、4カ年(2024年7月期~2027年7月期)の中期経営計画の策定も発表した。2023年7月期は「デュオ」の成長にブレーキがかかる中、複数の課題が顕在化したという。こうした状況を打破するため、2024年7月期にかけて構造改革を行うとしている。2027年7月期の売上高として400億円、営業利益率として10%以上の達成を目指すという。






RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事