2023.09.27

楽天、AIカメラ付きデジタルサイネージを活用した実証実験 タカラ・エムシーのスーパーで

AIカメラ付きデジタルサイネージを設置した店内

楽天グループとタカラ・エムシーは10月10日、タカラ・エムシーが展開するスーパーマーケットにおいて、AIカメラ付きデジタルサイネージを活用した実証実験を開始する。AIによる映像解析技術を活用し、販売促進や広告表現の効果に加え、楽天ポイントを使った視聴促進の効果を検証する。

楽天グループとタカラ・エムシーは、10月10日から約6週間の期間、AIカメラ付きデジタルサイネージを活用した実証実験を実施する。

実証実験では、タカラ・エムシーが静岡県内で展開するスーパーマーケット「フードマーケット マム 若松店」の店内に、合計11カ所のAIカメラ付きのデジタルサイネージを設置し、店舗で取り扱う商品の広告を放映する。


▲「フードマーケット マム 若松店」外観

AIによる映像解析技術を活用し、通行者の広告視聴状況に加え、年代・性別などの層や購買傾向に基づいた販売促進効果、商品ニーズや表示される広告表現の効果、「楽天ポイント」を使った視聴促進などの効果を検証する。

楽天グループは、AIカメラを活用した広告ソリューションにおいて、北海道大学発のベンチャーで、画像認識のコア技術開発とエッジAIカメラソリューションを提供するAWLと協働しており、本実証実験では同社が提供するAIカメラ「AWL Lite」を使用し、AIによる映像解析を行う。

楽天グループとタカラ・エムシーは楽天ポイントカードなどでともに取り組みをおこなっているが、広告ソリューションに関する実証実験の協働は今回が初の取り組みとなる。

今回の実証実験を通じて、楽天グループは、店舗などのリアルな空間におけるAI技術の活用、新たな広告手法の開発を行う。一方、タカラ・エムシーは、これまでの自社による販売促進活動に加えて、新たな広告ソリューションの実施を通じ、顧客1人ひとり
に適切でお得な情報を届け、より豊かな購買体験の提供とスーパーマーケットの価値拡大を図る

楽天グループはこれまでAI技術の活用に関して、楽天グループのViber Media S.a.r.l.が提供するメッセージングアプリ「Rakuten Viber」における「Viber AI チャット」の提供等の取り組みを行っている。また、2023年8月には、最新AI技術によるサービス開発における協業に関して、OpenAIと基本合意している。






RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事