2023.09.23

女性下着OEMのカドリールニシダ、補正下着のイメージを払拭する独自ブランド「rin to fond de」を提供

ランジェリー界のトップブランド「LA PERLA(ラペルラ)」など、国内外の有名ブランドからファウンデーション(ブラジャーやガードル)・ランジェリーのOEMを担うカドリールニシダは9月19日、補正下着の独自ブランド「rin to fond de(リントファンデ)」をローンチした。製造小売(Speciality store retailer of Private label Apparel=SPA)事業に本格的に参入し、初年度売上2000万を目指す。

【<画像13点>「rin to fond de」の着用イメージや商品はこちら】

女性下着のOEMメーカーとして100社以上の実績を持つドリールニシダは、SPAブランドの「rin to fond de」をローンチした。「我慢しないで整うを叶える普段のままの下着」をコンセプトに、30代後半~40代の女性をメインターゲットとした補正下着ブランドとなる。ブランド名の「rin to fond de」は、凛とした女性を表す「rin to(りんと)」と、フランス語の土台となる下着「fond de robe」からとった「fond de」を組み合わせた造語となる。

従来の補正下着に対してユーザーは、苦しい締め付け感、重くて厚い見た目、ベージュ、ブラックなど限られたカラー展開という3つの「我慢」をイメージしているとし、そのイメージの払拭を目指し、50年以上培ってきたパターンメイキングにより、軽くて薄い繊細な素材を使いながらも心地よく安定した着け心地を実現した。さらに着用により高揚感を得られるようなデザイン・カラーラインナップを用意した。



メインターゲットの年齢層である30代後半~40代は、出産、育児、更年期などさまざまなライフイベントに直面し、体型(肌質・肉質)の変化を感じやすい年代であるとし、そうした人に「我慢しない補正下着『rin to fond de』を手に取ってもらいたいとし、商品第1弾として、優しく整える補正感の2つのシリーズ「adjust series(アジャストシリーズ)」と「smoothing series(スムージングシリーズ)」を展開する。

「adjust series」は、20代~30代前半の頃に通常着用されるブラ+ショーツというアイテムラインナップながらも、カドリールニシダのパターンメイキングによって安定した着け心地とシルエットの変化を感じられるシリーズ。「ノンワイヤースクエアブラ」(5480円/税込)、「ハイレッグビキニショーツ」(2990円/税込)などがラインアップし、ピンクベージュ、ネイビー、フレッシュピンクの3色を展開。

「smoothing series」は、透け感は残しつつもパワーのある素材を用い、ライトに仕上げたガードル、カップ付きキャミソールをラインナップに含んだシリーズ。一般的に補正アイテムに分類されるガードルも非常に軽く、直ばき可能なため、シェイプショーツのような感覚で普段使いができる。「ハーフワイヤーブラ」(5480円/税込)、「ロングガードル」(4280円/税込)などがラインアップし、アイボリー、オレンジ、ダークグリーンの3色を展開する。



両シリーズは、9月19日より自社ECサイトで販売を開始。来春には、それぞれの補正レベルを上げた3つ目、4つ目のシリーズを発表し、その後はより多くの人に手に取ってもらえるようポップアップストアでの展開を視野に入れている。製造小売事業に本格的に参入し、初年度売上2000万を目指す。

「モノが売れない時代」とされる小売業界では、消費者の価値観が多様化するなか、単に商品を提供するだけでなく顧客ニーズに合わせた創造的なアプローチや顧客体験の向上が求められており、カドリールニシダはそれらがもっとも重要なポイントとして、多くの企業が競争を繰り広げていると感じていた。


▲カドリールニシダは総生産枚数2億枚以上のOEM実績がある

一方で、“もの”の本質を深く追求し、広く女性美の創造に貢献することを経営理念として掲げており、日々市場を見渡すなかで、適切に価値を伝えるマーケティングの重要性を認識しつつ、生活者に最大の感動を与えるポイントはやはり商品=“もの”であって欲しいという思いが募っていたとし、その思いを余すことなく伝える術として、「rin to fond de」の立ち上げに至ったとしている。






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