2023.09.07

新日本製薬、第3四半期の通販売上2.6%増の254億円 育成ブランドの成長が寄与

「パーフェクトワンフォーカス」や「Wの健康青汁」など育成ブランドが増収寄与

新日本製薬の2022年10月‐2023年6月期(第3四半期)の通販事業の売上高は、前期比2.6%増の254億2800万円だった。2023年9月期からは、LTV重視の広告投資を強化しつつ広告投資の最適化を推進。「PERFECT ONE(パーフェクトワン)」ブランドが前年並みの売り上げに回復したという。さらに、若者向けのブランド「パーフェクトワンフォーカス」や、ヘルスケア事業「Fun and Health(ファンアンドヘルス)」など、育成ブランド・事業の大幅な伸長が増収の要因となったとしている。
 
「パーフェクトワンフォーカス」ブランドでは、VTuberとのコラボレーションを行ったり、「ポムポムプリン」というキャラクターとのコラボ商品を2023年6月に数量限定で発売したりしたという。SNSで話題となり、売り上げ拡大に貢献したとしている。同ブランドは、2022年10月‐2023年6月期中に開催された「Qoo10」内のセール売上高が過去最高を更新したそうだ。同期中の楽天市場のセールでは、前回セール比2.4倍の売上高となったという。


▲「ポムポムプリン」とコラボ

機能性表示食品「Wの健康青汁」などを展開する「ファンアンドヘルス」事業では、ECでの新規獲得が大幅伸長したとしている。

マーケティングを内製化している強みを生かし、広告クリエーティブのPDCAを回転させているという。ディスプレイ広告を中心としてデジタル広告戦略が奏功し、獲得効率が改善。同第3四半期は、ECの新規獲得件数が、前年同期比で7.3倍となったそうだ。
 
新規獲得顧客の購入継続率も高く、定期顧客づくりにも大きく貢献しているという。







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