2023.09.05

「Bカート」、企業間後払い決済・請求代行サービス「マネーフォワード ケッサイ」と協業

BtoB-EC・web受発注システム「Bカート」を提供するDai(ダイ)はこのほど、企業間後払い決済・請求代行サービス「マネーフォワード ケッサイ」を提供するマネーフォワードケッサイとの協業を開始した。9月7日には、「Bカート掛け払い powered by Money Forward Kessai」の提供を開始する。「Bカート」利用企業のECサイトにおける請求業務や掛売り決済の効率化を支援する。

Daiは、BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス「Bカート」を運営している。このほど、企業の与信管理から請求書発行、代金回収までの決済業務を一括して代行する企業間後払い決済・請求代行サービス「マネーフォワード ケッサイ」を提供するマネーフォワードケッサイと協業し、「マネーフォワード ケッサイ」のサービス基盤を活用した「Bカート掛け払い powered by Money Forward Kessai」の提供を9月7日より開始する。

「Bカート掛け払い powered by Money Forward Kessai」は、「Bカート」の利用企業が運営する自社ECサイト上で掛売りをする際に生じる与信審査、請求書発行・送付、入金管理までの一連の請求・決済業務を代行するサービス。万が一未入金の場合でも、審査通過取引は100%入金を保証し、インボイス制度にも対応している。

「Bカート」の利用企業は「Bカート掛け払い powered by Money Forward Kessai」の利用により、入金保証により未回収リスクを負うことなく販売に専念できる、請求業務をアウトソーシングできる、自社の与信審査では対応できなかった新規顧客との取引の可能性が広がる、入金を待たずにすぐに商品発送を行うことができる、支払い方法や入金期限による失注を防ぐことができる、インボイス制度・電子帳簿保存法に対応したインボイス(適格請求書)を発行できるといったメリットがある。

国内におけるBtoB-ECの市場規模は2021年時点で372兆円を超え、コロナ禍を経て年々拡大している。これに伴い、受発注業務を電子化することでより多くの企業との取引が可能になる一方、請求業務の増加や掛売りの際の未回収リスクが課題として浮彫となりつつある。この課題に対応すべくDaiでは、2018年より「Bカート」と「マネーフォワードケッサイ」のAPI連携を開始。「Bカート」を利用して自社ECサイトを展開する企業向けに掛売機能と請求代行サービスを提供してきた。

そしてこのほど、マネーフォワードケッサイ社の協力を得て、新たにBtoB決済領域に参入するとし、「Bカート掛け払い powered by Money Forward Kessai」の提供により、「Bカート」を利用中の企業はもちろん、「Bカート」を用いた自社ECサイトの立ち上げを検討中の企業にとっても、馴染みのある名称でより分かりやすく、より安心して利用できる環境を提供する。

今後は、「Bカート掛け払い powered by Money Forward Kessai」から、「取引先企業の与信審査」「未回収発生時の取引先企業への連絡」「入金保証」を除いた、請求代行機能に特化したプランのリリースも予定している。これにより、より安価に請求代行サービスの導入が可能となり、掛け払いにおけるリスクコントロールは自社で行いつつ、インボイス制度に対応した請求書の発行・発送・入金管理のみをアウトソースできるようになる。




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