アイスタイルの2023年6月期決算におけるEC売上高は、前期比16.3％増の108億4600万円となった。ECは先行販売や限定品販売などの施策による成長に加えて、セールイベントが寄与し、増収で着地したという。
2023年6月期の連結売上高は過去最高を記録し、前期比24.7％増の428億9000万円となった。そのうち、EC事業や実店舗事業からなる「Beauty Service（ビューティーサービス）事業」が業績をけん引した。
▲連結売上高の年別推移ビューティーサービス事業の2023年6月期の売上高は、同33.4%増の292億2200万円だった。
同社のEC事業では、化粧品ECサイト「＠cosme SHOPPING（アットコスメショッピング）」の運営を行っている。
ECでは、主力ブランドとの連携による先行販売や限定品販売などを実施。2022年12月開催のセールイベント「＠cosme BEAUTY DAY（ビューティーデイ）」、2023年6月の「＠cosme SPECIAL WEEK（スペシャルウィーク）」も好調だったという。
化粧品専門店「＠cosme STORE（アットコスメストア）」や大型旗艦店「＠cosme TOKYO（アットコスメトーキョー）」の実店舗売上高は、前期比46％増となった。オンライン・オフラインの両方を通じたブランドキャンペーンにおける販売促進イベントなどにより客数が増加したという。
同社は、アマゾンと業務資本提携を行っており、「Amazon.co.jp」内に「@cosme SHOPPING」をオープンする予定だ。システム開発は概ね完了しているという。現在各ブランドと出品への交渉・調整などを行っているとしている。
