2023.09.04

ゼウス、加盟店は3000社を突破 BtoBクレジットカード決済で存在感高める

加盟店数の伸び

ECサイトやBtoB事業者向けにクレジットカード(以下、クレカ)などの決済サービスを展開するゼウスでは、BtoB向けのクレカ決済サービスの加盟店数が急伸している。

2021年8月から「Bizクレカ」の提供を開始し、23年7月末時点で3000社を突破。3月末時点で2000社だったが、4カ月で1000社増となった。
 
「Bizクレカ」は初期・月額費用がかからず固定費が不要で、決済手数料のみで利用できる。システム開発せずに導入できるメール決済は、決済手数料が業界最も安い水準の2.28%という強みも持つ。
 
パートナー企業であるイーシーキューブのECサイト構築サービス「EC-CUBE(イーシーキューブ)」や、コルネの「Welcart(ウェルカート)」にBtoB専用プランを提供するなど、企業間取引におけるクレカ決済の利用拡大に向けた取り組みも進める。

今年10月に開始されるインボイス制度や、改正電帳法の対応に伴う企業間取引の効率化・電子化といった事業者側の意識の高まりが、加盟店数の増加にも寄与しているという。


導入後は業務負担軽く


クレカ決済を導入した企業の成果も顕著だ。
 
日用品などを販売する小売企業は、1カ月に数千社への販売実績があり、これらの入金確認だけで3営業日程度かかっていたという。
 
クレカ決済導入後は、個別のやり取りがなくなり、入金を待つだけの環境に変わり、大幅な業務負荷の軽減につながったという。
 
内装建材などを販売する企業では、業務の効率化とともに、組織の成長を図るため、カートシステムとクレカ決済を導入。
 
納期を急ぐ顧客が多いことから、すぐに決済手続きを済ませて商品を発送できる環境作りが不可欠だったという。法人カードと経費精算をひもづけている個人事業主や中小企業との取引も多いことから、クレカ決済の導入により要望に沿って柔軟な対応ができるようになったとしている。
 
業務用のカー用品を販売する企業は、ECサイトを立ち上げてクレカ決済を導入後に、顧客数が従来の10倍に増え、売り上げも約4倍になった。少人数で運営しているため、請求関連業務の負荷を大幅に軽減し、他の業務に注力できるようになったという。


手厚いサポート体制も


「Bizクレカ」は、導入のしやすさも一つのポイントとなっている。
 
システム開発不要で導入できるメール決済や、URLリンク決済のほか、システム接続をする場合もスムーズに導入できるように開発者向けに充実した仕様書を提供している。
 
また、同社の最大の強みは手厚いサポート体制にある。導入や運用に不安を抱える事業者には、決済業務を熟知した専任の担当者が、導入前後も伴走してサポートできる体制を整えている。
 
不安を素早く解消する対応の早さと安心感が他社との差別化にもなっている。24時間365日対応のコールセンター体制も高く評価されている。


■ゼウス
https://www.cardservice.co.jp/










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