東京都、東京デジタルCATS始動へ 助言チーム発足式を開催

東京都はインターネットやSNSなどでの広告における悪質な不当表示の根絶を目指す「東京デジタルCATS」の始動にあたり、7月27日に「東京デジタルCATS」助言チーム発足式を都庁で行った。
　
CATSはClean Advertising Team of Specialists（クリーン・アドバタイジング・チーム・オブ・スペシャリスト）の略。
　
発足式には、小池百合子都知事をはじめ、「東京デジタルCATS」の調査に係る専門的知識を有する弁護士や、ウェブ専門家、消費生活相談員などの助言員が出席した。
　
「東京デジタルCATS」は、助言員チーム導入のほか、事業者や都民への情報発信などを展開する。SNSなどに表示される不当なネット広告への対応力強化を図り、社会全体で厳しい目を向けていくとしている。
　
今年度の具体的な取り組みは、処分・指導においては、助言員チームの発足、違反広告の継続的な監視・追跡を行う。情報発信においては、知事のメッセージ動画のSNS発信や、事業者向けコンプライアンス講習会の拡充、事業者団体との連携を予定している。