2023.07.18

セキド、充実のコンテンツとイベントでドローン普及へ

大下貴之代表

セキドは法人・個人向けにドローンやロボット部品を卸販売している。情報量の多いECサイトやメルマガ、セミナーや体験会の開催で訴求力を高めている。

EC化率は20%ほどで、離島を含む全国から注文があるという。ドローンのさらなる普及を目指し、ライブコマースの実施や官民学との連携も強化したい考えだ。

同社はラジコンやパーツの販売から事業を開始し、ラインアップにドローンを加えたことで成長が加速したという。

「特にラジコンは嗜好性が高い商材で、地域のラジコンショップにも最新の在庫がないことが多かった。時間と場所に縛られないプラットフォームが必要と感じた」(大下代表)とECサイト開設の経緯を語る。

「ドローンは飛ばし方だけでなく法律面の説明もするなど、ECサイトのコンテンツを強化している。業界の中でも高水準の質と量があると自負している」(同)と語る。

同社が扱う商品は進化が速く、高価格だ。そこで安心感と納得感を持って購入できるよう、建設や農業分野での具体的な活用方法を紹介したり、リアル開催の体験会を開催したりしている。新商品の紹介だけでなく、法改正の情報も掲載するメルマガはドローンビジネスに役立つと好評だという。

「日本では『空』に対する警戒心が強い。安全性や効率性を丁寧に伝えられるよう、社内に操縦を教える専門部隊がいる。メーカーの説明書は翻訳し、重要なところは大きく目立たせるなど工夫している」(同)と語る。

今後については「安定して良い商品を届けられるよう、メーカーとの信頼も引き続き大切にする。官民学との協業も強化し、ドローンを民主化させたい」(同)と意気込みを語る。




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