2023.07.07

アスクルやデンソーなど7社、幹線中継輸送サービス「SLOC」を合同実証 ドライバーの環境改善と輸送効率を向上

スワップボディコンテナの交換の様子


【参加各社コメント】

・デンソー

デンソーは、「環境」と「安心」分野における提供価値の最大化を通じ、人々の笑顔があふれる幸福循環社会の実現に取り組んでいます。業種を超えた多くの荷主企業の皆さまとともに、SLOCの社会実装に挑戦し、働く人の労働環境を改善しながら、荷物を待つ生活者に荷物を届ける「安心」な物流と、輸送効率の向上によるCO2削減で「環境」に優しい物流を目指します。また、将来的には、人・モノ・時間の最適化に向けて、量子コンピューティングや高度運転支援技術を活用し、物流全体の自動化を推進していきます。


・アスクル

当社は2020年に定めたパーパス(存在意義)「仕事場とくらしと地球の明日(あす)に「うれしい」 を届け続ける。」に基づき、さまざまなステークホルダーと共創し、荷主の立場から様々な社会課題への対応をすすめ、サステナブルなEC物流の実現を目指しています。これまでも、荷待ち時間の削減や荷量の平準化など、物流環境の改善に取り組んでまいりましたが、本実証実験への参加を通じて中継輸送/共同輸送の可能性を模索し、今後も物流業界の皆様と共に、持続可能な物流網の構築と働き手の環境改善に努めてまいります。


・エレコム

当社は、IT周辺関連製品の開発、製造、販売を行っており、現在東西の2拠点で物流センターを運営しています。そのため、物流業界が抱える2024年問題に対して非常に強い危機感を抱いている一方で、当然のことながら1社のみの取り組みでは解決できない問題だと認識しています。この度、幹線中継輸送サービス「SLOC」の実証実験に荷主の立場で参加させていただきますが、ここで得られた知見やノウハウを業界内でシェアリングすることで、物流業界全体の最適化に取り組みたいと考えています。


・タカラスタンダード

今後、物流業界の2024年問題をきっかけに、全国的な輸配送能力不足が予想される中、当社も荷主企業として、輸配送を効率的に行うさまざまな手段の有効活用が必須と認識しています。現在、入出庫業務の高回転化を目指した設備導入によるトラック待機時間の短縮や、輸配送能力に合わせた出荷量平準化の他、運送事業者様のご協力の下、船や鉄道へのモーダルシフトなども含めた輸配送の多様化による対応力強化を進めています。今回の幹線中継輸送サービス「SLOC」の実証実験も貴重な経験とし、多様化をさらに進めてまいります。


・三井倉庫ロジスティクス

弊社三井倉庫ロジスティクスを含む三井倉庫グループは、物流を通じてお客様のサプライチェーンサステナビリティの実現を支援する新たなサービス(三井倉庫SustainaLink)を展開しており、環境リスク・労働力リスク・災害リスクに対応した幅広いメニューを提供しております。本実証実験は、企業や業界の枠を超えての輸送最適化とドライバー労働負荷軽減の実現に向けた挑戦となります。今後更にAIやロボティクスなどの新たなテクノロジーの導入による輸送の最適化や自動化に取り組み、物流という社会インフラの安定化に貢献していきます。


・安田運輸

安田倉庫グループは、「健全な企業活動を通じて、お客様、株主、従業員、地域社会の期待に応え豊かさと夢を実現する。」という経営理念のもと、「高品質で安全なサービスの提供による最適な社会環境の創造」、「多様な人材がゆとりと豊かさを体現できる職場の実現」という重要課題(マテリアリティ)に取り組んでおります。グループの一員である安田運輸は幹線中継輸送サービス「SLOC」の実証実験参加を通じ、持続可能な輸送サービスの構築やドライバーにとって働きやすい環境の更なる整備を目指してまいります。


・大和ハウス工業

当社は、全国にわたる営業ネットワークと開発実績を活かして、中継輸送に適した土地の選定や先進的物流施設の仕様を取り入れ、お客さまのニーズに応じた物流施設開発を進めています。また、2024年問題におけるトラックドライバー等の人材不足への対応として、ダイワロジテックをはじめとするグループ会社およびパートナー企業とともに、物流業務の作業効率化、ロボットの活用による省人化やサプライチェーン全体の効率化・省エネ化にも取り組んでいます。今後も、物流DXや総合的なコンサルティング力を活用することで、物流業界全体の課題解決を目指してまいります。




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