2023.04.27

Lazuli、クラウド製品マスタ「Lazuli PDP」アップデートで反響 商品データの整理・拡張に貢献

池内優嗣COO

Lazuli(ラズリ)は、今年3月にクラウド製品マスタ「Lazuli PDP(Product Data Platform)」のアップデートを実施した後、問い合わせが増えているという。
 
同システムは複数の外部データベースに点在する商品情報の一括管理や、データを活用しやすい形に整理、拡張するためのSaaS。データ分析やEC上の商品カテゴリーの整理などに役立つソリューションだ。
 
「店頭と異なり、ECで売る場合はカテゴリー、用途、大きさなどの商品情報が充実していないと選ばれない。情報量と見やすさを両立する必要がある」(池内優嗣COO)と話す。
 
同システムはテキスト情報から商品名、カテゴリー、大きさなどを要素別に整理することができる。商品の特色などのタグ情報も自動で付与することが可能。表記揺れがなくなることから、ECサイトなどにおけるSEO対策にもつながるという。
 
ベイシアのネットショップのペット用品部門では、22年7月に同システムを導入した後、約3カ月間で売り上げが3倍になった。これはEC上の膨大な商品を整理したことで、ロングテールの商品の情報が分かりやすくなり、タグ情報も拡充できたことが奏功したという。登録の作業時間も約80%削減できた。
 
3月のアップデートの一つとして、文章生成AI「ChatGPT」とのAPI連携機能を試験的に提供している。商品情報を入力すると、自然な言語で商品の説明文を生成できる。
 
「アップデート発表後から問い合わせがさらに増えた。これからは物流やヘルスケア・医薬品など領域を広げていきたい」(同)と今後の展望を語る。





RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事