2023.03.23

ストリーム、EC売上は0.3%増の289億円 ECモールのポイント施策とレンタルサービスが好評

「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2022」では生活家電部門ジャンル大賞と総合5位を受賞

家電のECサイト「ECカレント」を運営するストリームの2023年1月期のEC売上高は、前期比0.3%増の289億5000万円だった。「楽天市場」や「アマゾン」などのECモールにおいて、効果的なポイント販促を展開したことが奏功した。家電レンタルサービス事業「Rentoco(レントコ)」も好調だった。
 
「楽天市場」では「5と0が付く日は楽天カード利用でポイント5倍」、「au PAYマーケット」では毎月3、13、23日の3が付く日に開催されるポイントキャンペーン「三太郎の日」などに、同社独自のポイントアップ施策を展開し、多くの顧客獲得につなげた。特にヘアドライヤーや洗濯機、クリーナーなどが売れたという。

「Rentoco」では2022年7~12月まで、シェアリングサービス事業者が商品を展示する「シェアコレクション」の実証実験に参加した。2022年7月から、DMM.comが運営するレンタルサービス「DMM いろいろレンタル」に、「Rentoco」で取り扱っているロボット掃除機、調理家電、美容機器などの生活家電を500点以上出店した。外部チャネルへの展開を積極化したことも、レンタル事業の売上高増加の一因になった。
 
EC事業の営業利益は同21.3%減の7億6100万円だった。検索連動型広告などの広告宣伝費や、ECモールへの支払手数料の増加、他社との価格競争による粗利益の低下などにより、増収減益となった。
 
今後は広告やSNSを活用したマーケティングを強化するとともに、売れ筋商材の確保、在庫適正化を推進していく。ECモールにおいては、引き続き販売イベントに積極的に参加するのに加え、新たなチャネルへの販路拡大も視野に入れていく。




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