2023.02.15

ピアラとP2C、伊藤忠商事と提携 韓国コスメ「TONYMOLY」の販売支援

ヘルスケア、ビューティ、食品領域を中心に、さまざまな業界の企業に対しブランディングからLTV向上までのALLデータを一元管理し、通販DXサービス(マーケティングDX)を展開するピアラと、連結子会社であるP2Cは2月14日、韓国コスメ「TONYMOLY」の日本における独占販売権を持つ伊藤忠商事と業務提携した。「TONYMOLY」のブランディングパートナーとなり、独占販売特約店としての販売業務、およびマーケティング支援を行う。この度の取り組みは、「ブランド価値創造企業」への転換を目指し、新たに展開を開始する1つ目の事業となる。

ピアラは、認知拡大から理解促進などのトップファネル、ミドルファネルのマーケティングから見直しを図ることで、ユーザーとのタッチポイントを増やし、獲得効果の最大化を狙う「通販DXサービス」を展開。さまざまな施策を連動して実施することで相乗効果を生み出し、クライアントの売上伸長に繋げている。また、連結子会社であるP2Cは、個人が作りたい商品を共創し、販売する子会社として、D2C・P2Cの企画・販売や、サポート業務を行っている。

このほど、ピアラグループは、韓国コスメ「TONYMOLY」の日本国内における独占販売権を保有している伊藤忠商事とと業務提携した。「TONYMOLY」のブランディングパートナーとなり、独占販売特約店としての販売業務、およびマーケティング支援を行う。

「TONYMOLY」は2006年に韓国で誕生したブランドで、韓国コスメならではの自然派スキンケア商品を主力に、数多くの高品質な商品をリーズナブルな価格で提供している。特にポップなトマト型の容器が目を引く「トマトックス マジックホワイトマッサージパック」や、24K金成分が含有された「インテンス ケアゴールド24Kスネイルクリーム」は、日本でも広く知られている。


▲トマトックス マジックホワイトマッサージパック

現在は世界50か国で展開されており、小売店舗数は350店舗超、2022年度の売上は120億円まで拡大している。韓国最大級のコスメレビューアプリ「GLOWPICK」が年に2回発表を行う「GLOWPICKアワード」ではこれまで繰り返し受賞するなど輝かしい実績を誇っている。

これまで「TONYMOLY」の日本展開は、ECモールや韓国コスメショップなどの店頭販売が中心であり、一定の売上を保持しているのが特徴だ。そのため今後日本におけるブランディングやマーケティング活動を強化していくことで、さらなるブランド拡張・売上伸長が見込まれるとしている。

ピアラは、これまでのマーケティングのノウハウやデータ分析力、コンサルティング力を活かし、「TONYMOLY」全体のリブランディングと売上げ拡大に努めていく考えを示した。ピアラグループでは、日本の市場動向やその他のヒット条件にマッチした商品の選定、商品ごとのPR施策、小売事業者への卸販売やオンラインでの販路拡大などを行っていく。基本的に商品の流通に関わる業務はP2Cが担当し、マーケティング支援関連の業務はピアラが担当することで、グループ全体で「TONYMOLY」の売上げ拡大に向けて並走する。

「TONYMOLY」は、ピアラグループが伊藤忠商事との提携に基づき展開する海外ブランドの第1弾となり、EC、卸を通じた販売で、3年後に売上高100億円を目指していく。今後、TONYMOLYグループとは、日本企業に対するOEMなどの需要にも対応していく予定としている。TONYMOLYグループには、韓国有数の容器製造メーカーや化粧品のOEM工場もあることから、伊藤忠商事と連携し、韓国ビューティのエッセンスを含んだ商品企画なども行っていく考えを示した。




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