2023.02.08

【ECモール 2023年の展望】『eBay』岡田雅之社長「円安で注目度アップ、新規登録が右肩上がり」

イーベイ・ジャパン 岡田雅之社長


――出品の支援体制はどのように強化しているのか?

イーベイ・ジャパン公認コンサルタントが増えており、セラーの出品を支援できる体制が整ってきている。大手企業も公認コンサルタントを活用し、アカウントのセットアップから出品まで行った事例がある。

2022年12月には、「eBayアカデミー for Japan」を開講した。これまで書籍やブログなど、「eBay」のノウハウは、さまざまな媒体に分散していた。ノウハウを教材としてまとめて手軽に学ぶことができる機会を提供している。

他にも出品しやすくするために、購入者向けの「eBay」アプリから出品できることを広く知ってもらう取り組みを強化している。トレーディングカード(トレカ)の画像認識機能が搭載されており、トレカをスキャンすると画像を取り込めるのはもちろん、英語の商品タイトルや商品詳細を自動的に作成できる。

――出品者の獲得のために注力したことは?

出品者向けのコンテンツ拡充を進めている。Youtubeで動画を配信したり、ツイッターでマーケットの情報を投稿したりもしている。

2022年には、TikTokの活用も開始した。スニーカーに詳しいインフルエンサーを起用した動画を作成するなどして、配信したところ大きな反響を得ることができた。フリマに慣れているミレニアル世代やZ世代が、「eBay」に反応してくれたようだ。

――今後、さらに出品を促進するために取り組むことは?

梱包や発送などフルフィルメントへの支援ももっと強化したいと考えている。マーケティングツールもかなり強化している。

「eBay」以外のチャンネルに露出する広告プログラムのトライアルも実施しているが、驚くべきROI(投資利益率)が出ている。今年、さらにトライアルに参加できるセラーを追加し、効果検証を進める。






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