ワイ・インターナショナルはこのほど、cymaの発行済み全株式を3月1日付（予定）で取得すると発表した。これにより従来から運営するスポーツ自転車専門店と、cymaの運営する自転車通販サイトの2つの自転車小売業の運営し、より幅広い消費者への商品提供を目指す。
ワイ・インターナショナルは、スポーツサイクル・自転車部品・用品の国内販売、オリジナル商品の企画・製造・販売などの事業を展開。スポーツ自転車専門店「Y’s Road（ワイズロード）」を運営している。
3月1日付で、エイチームの連結子会社であるエイチームコマーステックが、自転車小売り事業に関して有する資産、債務、契約その他の権利義務を承継させるため設立する予定のcyma社の発行済全株式を取得する。
cymaが運営する自転車通販サイト「cyma（サイマ）」は、2013年にサービスを開始し、現在は完全組み立て済みの自転車が購入できるECサイトとして市場での高い独立性を保持し。ネット専門の自転車総合通販サイトとして年間売上No.1を獲得している。
エイチームコマーステックの2022年7月期の売上高は43億2600万円、純利益は1億5300万円の赤字だった。
今回の株式取得によりワイ・インターナショナルは、スポーツ自転車専門店「Y’s Road」と自転車通販サイト「cyma」の2二つの自転車小売業を運営することになり、一般自転車からスポーツ自転車まで、幅広い顧客へ商品・サービスを提供する。
「cyma」の強みである、自社整備工場での組立検品による高品質な自転車提供とWebマーケティングのノウハウをさらに進化させ、顧客のライフスタイルの変化に合わせた商品提案を行い、持続的な成長を目指す考えを示した。
なお、本取引後も、通販サイト「cyma」の屋号は変更なく、現在、ワイ・インターナショナルが運営しているECサイト「ワイズロードオンライン」とは別に運営していく予定としている。
ワイ・インターナショナルはこれからも、「自転車の世界を通じて地球を救う」という企業理念の下、地球を愛する人、スポーツを愛する人、自転車を愛する人などすべての人に対し、自転車の価値を提供していく考えを示した。
