2022.12.01

エレコム、中間期のEC売上75億円に eスポーツ参入でさらなる増収目指す

PC周辺機器の開発・販売などを手掛けるエレコムの2022年4‐9月期(中間期)のEC売上高は前年同期比15.6%増の74億8900万円だった。全社売上高は、前年同期比横ばいの516億6900万円。EC売上高は全体の14.5%となっている。
 
コロナ禍のPC販売需要が落ち着いたこともあり、家電量販店での売り上げを落としたものの、ECにおける、プラットフォームごとの戦略が奏功し、EC売り上げは昨年に引き続き増加している。
 
近年「テレワーク特需」で、ヘッドセットやウェブカメラなどの売り上げが急拡大していたが、需要の落ち着きもあり今期は鈍化した。
 
ECでは、電源タップや、急速充電対応の充電器などの売れ行きが好調だったとしている。

2022年9月には、eスポーツ向け製品シリーズ「ELECOM GAMING V custom(エレコムゲーミングブイカスタム)」を発売した。「現在、eスポーツデバイスは、海外メーカーの商品がほとんどだ。『エレコムは事務機器』といったイメージを払拭させることが、今後は必要になってくると思う」(通電技術開発部ペリフェラルデバイス課清水光則課長)と話す。
 
9月には新たに、「エレコムゲーミング」のツイッターアカウントを作成した。Vチューバーとの企画や、eスポーツカフェでのイベントなど、積極的な広報活動を進めているようだ。
 
パソコン関連分野は前年同期比で4.1%の減収となっていたが、「エレコムゲーミングブイカスタム」が下半期(2022年10月‐23年3月期)の増収要因となりそうだ。





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