広告代理店の東邦宣伝、生産者と消費者をつなぐECサイト「IORILINK」を開設

広告代理店の東邦宣伝は2022年4月27日、日本の生産者や職人がこだわりをもって作った商品を販売するECサイト「IORILINK（イオリリンク）」を開設した。
　
地方に仕事で行くと、さまざまなジャンルの生産者や職人と話す機会があるという山川正時社長。店でどのような人が商品を買っているのか知らないという声を聞き、生産者と消費者をつなげたいとECサイトを開設したという。
　
コロナの影響により伝統品を作る職人や、地域の特産品を作る生産者も大きな打撃を受けている。従来の販売先との取引が止まってしまい、新たな販売先を探している人が多かった。自社でECサイトを立ち上げることも難しく、商品やブランドをPRすることに不慣れな企業も多かった。プラットフォームの提供を通じ、「商品販売にチャレンジしてほしい」（山川社長）と話す。


▲ECサイトのトップ画面　

出店の際には、インタビューシートを書いてもらっている。商品の内容や作り手の思いを書いてもらい、サイト内に掲載している。
　
商品は同社がコンセプトに合うものを探し、出店を依頼するケースもあるが、ネット広告やサイト内で出店募集も行っている。モールとは異なり、注文は全て同社に入る仕組みだ。商品を代送するほか、日持ちしない食品などは、出店者に直送するよう連絡するなど、柔軟に出店者をサポートしている。
　
日本の伝統品などは海外からの需要が高い。化粧品やインテリアも人気があるため、今後は商品数を増やし、海外展開も視野に入れている。


「IORILINK」
https://iori-japan.com/