2022.04.15

【化粧品ECトレンド予測<男性向け化粧品 編>】UV、頭皮、サウナ後など夏のケアで需要増

コロナ禍で新規顧客の獲得やリピーター育成に手応えを得た事業者が増えている化粧品EC市場。中でも男性向け化粧品は新規参入や市場拡大が顕著だ。乾燥しやすい冬だけにとどまらず、夏も肌を気にする機会が増えるため、各社は男性向けスキンケア商品を中心に需要の増加を見込んでいる。

男性向け化粧品のEC事業者は、スキンケア、ヘアケア、メーキャップ、香水など取り扱いが多岐にわたっている。夏に向けて需要の拡大が期待される商品として、各社はUVケア、スキンケア、香水などを挙げた。

コロナ禍が続くものの、感染拡大予防の行動規制は解除されており、今夏はこれまでと比べて外出の機会が増えそうだ。一方で、テレワークの継続など在宅時間の長い人も多い。こうした状況から、日焼け止め、肌を汚れから守る乳液、気分に合わせて香水を楽しむ男性の増加が期待されている。



<CONTENTS>
▶【バルクオム】日焼け止めに追随 乳液や頭皮美容に期待
▶【コスメクリニック】サウナ関連需要増 ボディーソープなど
▶【セイントグレイル】スキンケア機会増加 サウナ後のケアとして
▶【ミルズインターナショナル】人気香水の夏の最新作 5月上旬から予約開始
▶【High Link】かんきつ系などが人気 在宅も香水で気分転換



【バルクオム】日焼け止めに追随 乳液や頭皮美容に期待


男性向け化粧品EC大手のバルクオムは、日焼け止め、乳液、頭皮用美容液の需要と利用機会の拡大を見込む。

日焼け止めだけでなく、肌を汚れから守る乳液にも注目している。乳液には日焼け止めのような効果も期待できるという。「日焼け止めを使わなくても安心感を得られる。代用として使う人もいると思う。洗顔とともに毎日のスキンケア習慣に取り入れやすい」(高橋文人Domestic SBU DivisionDirector)と話している。


▲頭皮用美容液などの需要を見込む

頭皮用美容液は、頭皮環境を清潔に保つ目的で需要が期待できるとみる。夏季は強い日差しで頭皮にダメージを受けやすい。ターゲットは、バルクオムのボリューム層である30代前後。この年齢層は、頭皮の変化を自覚する人が多く、ニーズに応える商品として期待を寄せている。

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