2022.03.25

ビックカメラとCAMPFIRE、「ビックFIRE」開始 クラファンから一般販売まで一気通貫で支援

ビックカメラとCAMPFIREは3月24日、クラウドファンディングから一般販売までを一気通貫で支援する、共同の商品販売支援プログラム「ビックFIRE」を開始した。それに伴い、同プログラムのテーマに即したクラウドファンディングプロジェクトの募集を開始した。「CAMPFIRE」に起案される先進的な商品をビッグカメラに来店する人に手に取ってもらう機会を創出することで、両社の課題解決を図る。

ビックカメラとCAMPFIREが開始した共同企画「ビックFIRE」は、商品を世の中へ出したい個人および企業向けに、資金調達・テストマーケティング(CAMPFIREでのクラウドファンディング) とプロモーション・販路確保(ビックカメラグループの店舗・EC・SNS)を一貫して支援するプログラム。

同プログラムの対象となるのは、「ビックFIRE」が指定したテーマに関する商品の開発・販売を考えている個人および企業。第1回のメインテーマは「自宅で極上の時間を」となり、ペット部門、在宅ワーク・ビジネス部門、調理・生活部門の3部門を設けている。募集期間(3月24日~9月15日)にエントリーしたクラウドファンディングのプロジェクトで成立資格を満たしたものから、10月に大賞および各部門賞を選出予定。受賞商品は、ビックカメラ大型店舗での特設ブースで商品展開および販売機会を提供する。応募方法の詳細の提供、エントリーの受け付けは、「ビックFIRE」の特設サイトで行っている。

ビックカメラは、「お客様の購買代理人としてくらしにお役に立つくらし応援企業であること」をパーパスに掲げ、顧客の生活を豊かにする商品の提案を行っているが、先進性・専門性のある商品をいち早く提案することが課題となっていた。

一方、CAMPFIREが運営する国内最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE」では、「1人でも多く1円でも多く、想いとお金がめぐる世界をつくる」というミッションを掲げ、スタートアップやベンチャー企業をはじめとする多く方の新しい商品の企画・製作・販売を目的としたクラウドファンディングのプロジェクトの実施をサポートしているが、話題になった素晴らしい商品の販路を獲得できていない、一般販売での販売成功にクラウドファンディングの成果を生かしきれていないという課題もあった。

クラウドファンディングから一般販売までを一気通貫で支援する「ビックFIRE」では、ビックカメラの来店者にも商品を手に取ってもらえる機会を作り、より一層顧客のくらしに寄り添った提案を行えるよう取り組むなど双方の課題解決を目指す。

これまでクラウドファンディングと一般販売の間には明確な隔たりがあり、それぞれ別の事業領域と捉えられることも少なくなかったとし、CAMPFIREとビックカメラは本プログラムを通し、素晴らしいアイデアを持つスタートアップ企業、ベンチャー企業が事業に気軽に「挑戦しやすい社会」をつくることで、それぞれの顧客に先進性・専門性の高い商品の提案が出来る環境を整えていくとしている。



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