2022.01.07

CAMPFIREとRelicホールディングス、合弁会社「CAMPFIRE ENjiNE」設立 企業のクラウドファンディング導入を支援

国内シェアNo.1のSaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」を運営するRelicホールディングスは1月4日、国内最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」を運営するCAMPFIREと、合弁会社CAMPFIRE ENjiNEを設立した。企業におけるクラウドファンディング事業の展開を促進すべく、双方のクラウドファンディングサポートの知見やアセットを活かしてSaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「CROWDFUNDING NETWORK Powered by ENjiNE」(以下:ENjiNE)の共同提供を開始する。

「CO-INNOVATION PLATFORM」をコンセプトに、挑戦者と共創するインフラとなり1000の大義ある事業と事業家の創出を目指すRelicホールディングスはこれまで、グループの中核事業会社であり、日本企業の新規事業開発やイノベーション創出を支援する「事業共創カンパニー」であるRelicにおいて、多様化する企業のニーズに応えるべく、初期費用無料で保守・運用費用などのコストを抑えながらスピーディにサイトを立ち上げることができるSaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」を2018年から提供してきた。「ENjiNE」を利用することで、企業や事業者は独自の会員基盤を持ち、自らクラウドファンディングサイトの運営を行うことが可能だ。導入サイト・メディア間でプロジェクトを同時掲載して相互集客ができるネットワーク機能を保有しており、大手メディア、小売、メーカー、エンタメ企業など様々な業種、業界で200以上のクラウドファンディングサイトの立ち上げを支援してきた。

一方、CAMPFIREは、「一人でも多く一円でも多く、想いとお金がめぐる世界をつくる。」を掲げ、個人や企業、プロジェクトのジャンルや規模に限らず、あらゆる事業フェーズにおけるクラウドファンディング活用をサポートしている。サポートしたプロジェクト数は5万9000件、累計支援者数は650万人、支援総額は530億円にのぼる。


▲CAMPFIREの実績

両者は新たに、SaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「CROWDFUNDING NETWORK Powered by ENjiNE」(以下:ENjiNE)の販売・導入・運営サポートを行う合弁会社CAMPFIRE ENjiNEを設立した。Relicが「ENjiNE」の提供を通じてこれまで培ってきた企業向けのクラウドファンディングサイト運営における知見・サービスと、CAMPFIREが持つクラウドファンディングのプロジェクトオーナーや支援者に関する知見・アセットを組み合わせ、「ENjiNE」のさらなる進化を図り、これまで以上に企業がクラウドファンディング事業に挑戦・事業展開しやすい世界を実現するとしている。

クラウドファンディングは、顧客の共感をベースに共創するファンマーケティングや、新製品/新サービスの事業コンセプトや顧客の受容性を検証するテストマーケティング、新たな資金調達の手法やキャッシュフローの改善など、これまでにないマーケティングやファイナンスの形を実現する場として多くの企業に活用されている。2020年における国内の購入型クラウドファンディング市場は500億円(前年比約300%)を突破するなど、右肩上がりの成長を続けている。近年では、既存のクラウドファンディングサイトへのプロジェクト掲載に加えて、自社でクラウドファンディングサイトを構築・運営し、中長期的に既存事業とのシナジー創出を企図したり、新たな事業として参入・展開を検討する企業も急増しており、市場の拡大と共に企業活動におけるクラウドファンディングの活用方法は一層多様化している。

今後は、「ENjiNE」導入企業のクラウドファンディングサイトに対して、CAMPFIRの保有するマーケティングノウハウの提供や、「CAMPFIRE」会員に向けたアプローチをサポートする。また、「ENjiNE」ネットワークと「CAMPFIRE」間の同時掲載による相互送客やログイン連携など、両サービスがシームレスに連携することにより、プロジェクトや支援者がサービスの垣根を越えて集まるプラットフォームを構築していく考えを示した。



CAMPFIRE ENjiNE設立にあたり、Relicホールディングスの北嶋貴朗CEOは、「この度、国内No.1クラウドファンディングを提供し、業界を創り上げてきたリーディングカンパニーでもあるCAMPFIREと、我々が提供する国内シェアNo.1のSaaS型クラウドファンディングプラットフォーム『ENjiNE』が連携し、新たに合弁会社CAMPFIRE ENjiNEを立ち上げることになりました。両社がこれまでに積み上げ、創り上げてきた強みを生かしたこれまでにない圧倒的な価値を生む唯一無二のプラットフォームの実現を確信するとともに、このような大義ある挑戦を共にできることを大変光栄に思います。志を同じくするCAMPFIREの皆様と共に、今後もRelicホールディングス及びRelicのビジョン・ミッションの実現に向けて精進してまいります」とコメントした。

CAMPFIREの家入一真社長は、「この度、Relicホールディングスの提供する国内シェアNo.1のSaaS型クラウドファンディングプラットフォーム『ENjiNE』と、私たちが提供する国内No.1クラウドファンディング『CAMPFIRE』が手を取り合い、合弁会社CAMPFIRE ENjiNEを立ち上げる事となりました。『日本発の新規事業やイノベーションを共創するプラットフォームとなり、日本経済と地域を活性化する』をミッションに掲げ、多くの事業者から支持されているRelicホールディングスの皆さまと共に、こうして新しいチャレンジが出来ることを心より嬉しく思います。これからもCAMPFIREグループとして『1人でも多く1円でも多く、想いとお金がめぐる世界をつくる。』のミッションを実現するためにも、CAMPFIRE ENjiNEで新たな価値を提供できるよう、今後も取り組んでまいります」とコメントした。



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