オルビスは11月17日、ブランド初となる移動型体験店舗サービス「ORBIS WAGON（オルビスワゴン）」の期間限定営業を開始した。千葉県の一部エリアからスタートし、展開エリアの順次拡大を予定している。OMO時代における顧客体験の向上を目指す。
オルビスは、創業以来「肌が本来持つ力を信じて、引き出すこと」を信念とし、「ここちを美しく。」をブランドメッセージに掲げるビューティーブランド。直営店及び通信販売の展開をはじめ、「ORBISアプリ」における各サービスにおいても美容情報からAIも活用した様々なシミュレーションや提案が可能なコンテンツを導入するなど、顧客との新たなコミュニケーションを強化し、オフラインとオンライン上におけるブランド体験通じて、ここちよい毎日を届けている。
このほどサービスを開始した「ORBIS WAGON」は、予約不要で利用できる期間限定の移動型体験店舗。美容に詳しいスタッフによるカウンセリングやメイクレッスンなどをその場で無料で体験することができる。スキンケアのカウンセリングでは、スキンケアを体験しながら、専用機器で手の甲のキメを測定。スキンケアによる潤いを体感「キメを整えるスキンケア体験」と、肌の状態に合わせたスキンケアや使い方を提案する「スキンケアお悩み相談」を実施。メイクレッスンでは、顔の印象をアップし、魅力的にみせる描き方のポイントを提案する「印象アップ！美眉レッスン」、普段のメイクを少し見直してワンポイントの工夫でできるメイクを提案する「似合うが見つかるアイメイクレッスン」を実施する。
上記4つのメニューのうち3つのメニューでは、「ORBISアプリ」内のAIを活用した各シミュレーションサービスもその場で試してもらい、それぞれに合わせたアドバイスも実施。1人ひとりの「自分らしい美しさ」の発見につながるサポートを行う。「スキンケアお悩み相談」で体験できる「ORBISアプリ」内サービス「AI未来肌シミュレーション」では、現在の肌状態と生活習慣の状況、顔画像解析結果をもとに、AIが5年後、10年後、20年後の顔立ちを予測。現在の肌状態を10項目の肌スコアから詳細に説明し、将来の顔に現れる年齢サインを通して、今本当に必要なお手入れ方法、生活習慣の見直しをアドバイスする。
▲「AI未来肌シミュレーション」利用イメージ「印象アップ！美眉レッスン」で体験できる「ORBISアプリ」内サービス「AIアイブローシミュレーター」では、スマートフォンで顔写真を撮影するだけで、AIが顔のパーツや比率分析に基づいたオルビス独自の16分類のフェイスプロポーション分析から、似合う眉の形とお手入れ方法を提案する。
▲「AIアイブローシミュレーター」利用イメージ「似合うが見つかるアイメイクレッスン」で体験できる「ORBISアプリ」内サービス「パーソナルAIメイクアドバイザー」では、顔写真をスマートフォンで撮影するだけで、AIが四季をイメージした4カテゴリでパーソナルカラーを判定。顔のパーツや比率の分析のフェイスプロポーション診断と組み合わせて、似合う色や目的に合った商品を提案する。
▲「パーソナルAIメイクアドバイザー」利用イメージ「ORBIS WAGON」の実施期間は2021年11月17日～2022年1月末まで（予定）で、千葉県市原市の「三越五井店」、千葉県東金市の「三越東金店」駐車場への出店からスタートし、順次展開エリアを拡大予定としている。
昨今のコロナ禍で外出行動が抑制される社会現象により、いつものように店舗で相談をしながら買い物することができず、ECサイトで商品を購入するといったオンライン化が進行。直接店舗に出向くことを含む行動範囲が狭くなっている。こうした状況において、オフライン体験の移動型店舗展開をすることで、顧客との新たなここちよい買い物体験を創出する。
外出制限の影響や遠方に住む人など、直接店舗に来店することが難しい人が、スタッフによるカウンセリングやメイクレッスンをはじめ、「ORBISアプリ」サービスを気軽に体験できるほか、「ORBISアプリ」の登録についてのサポートなど充実した体験型ストアを楽しむことができるとしている。
オルビスは、自分らしく生きていく「SMART AGING」の提供価値を軸に、今後も1人ひとりが持つ美しさが多様に表現される、ここちよい社会の実現を目指し、様々な取り組みを強化していく考えを示した。
