2021.12.10

ビィ・フォアード、U-Carと連携して韓国に拠点開設 韓国のサプライヤーの商品化効率向上を図る

U-Car 代表 Shin Hyun-do氏(左)とビィ・フォアード 取締役 水山英一氏(右)

中古車輸出プラットフォーム「beforward.jp」を運営するビィ・フォアードはこのほど、中古車オークションを運営するU-Carと連携を開始し、韓国の利川(イチョン)市に「ビィ・フォアード輸出支援センター」を開設した。韓国のサプライヤーにおける課題の解決を支援し、中古車の商品化とその情報の掲載の最適化を図る。

世界207の国と地域に年間12万台の中古車を輸出する世界最大の中古車輸出プラットフォーム「beforward.jp」を運営するビィ・フォアードは、2021年4月14日に韓国支社を設立した。韓国のサプライヤーとの直接コミュニケーションを可能にし、業務の効率化を図ることができたが、プラットフォーム出品時はサプライヤー自身で車両の外観・内装の写真撮影や品質、スペックなどの情報を掲載する必要があり、不慣れなサプライヤーにとって負担となっていた。また、近年上昇する中古車輸出台数の増加によって、韓国最大の港湾都市・仁川(インチョ)にある中古車輸出団地は飽和状態にあり、新型コロナウイルスの影響などで輸出が一時ストップした車両の保管ができず、業界全体で問題視されていた。

これらの課題を打開できるパートナーとして、中古車ネットオークションを運営するU-Carとの協業に至ったとし、11月23日にMOU契約を交わし、その最初の協業事業として、韓国の京畿道(キョンギド)の利川(イチョン)市に「ビィ・フォアード輸出支援センター」を開設した。



U-Carが所有する5000坪の敷地面積を活用した「ビィ・フォアード輸出支援センター」では、「One Step Package」サービスを提供し、サプライヤーの中古車の洗車やコーティングはもちろん、専門スタッフたちがプラットフォームに掲載する写真および動画の撮影を実施。さらにプラットフォームへの出品から輸出販売をサポートする。輸出するまでは駐車場も確保され(3カ月間)、取引成立後は輸出窓口となる仁川まで輸送する。その費用は1万6500円(16万5000ウォン)と他社の同様サービスと比べてもリーズナブルな価格になっている。さらに船積みと検収についても、ビィ・フォアードの協力会社であるLIME LOGISのサポートを受けることができる。

ビィ・フォアードとU-Carは、「ビィ・フォアード輸出支援センター」により、中古車の商品化とその情報の掲載が最適に行われ、「beforward.jp」を通じて世界各国に販売されることで、韓国の中古車輸出に寄与したいとの考えを示した。



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