2021.12.09

三菱商事、シェアリング倉庫を強化 サービス機にDX推進

ウェアエックス利用時の検索画面

三菱商事は、シェアリング倉庫サービス「WareX(ウェアエックス)」の提供を機に、物流の見える化を目指してDXを推進している。
 
ウェアエックスの提供は2021年5月に開始。倉庫状況を可視化して空き倉庫が見つけられるサービスで、「これまで見つけにくかった倉庫なども掲載されているため、荷主と倉庫の双方にメリットがある」(同社)と話す。
 
荷物を預けた分だけの従量課金で利用できる仕組み。
 
同サービスは、業界を問わずに利用できる一方、需要が高まっているEC業界にも応用可能となっている。「波動対応を軸にEC業界で広げていく」(同)。
 
サービスを開始して以降、倉庫の掲載数や問い合わせが増えている。「倉庫の掲載数は非開示だが、数は多くなってきた」(同)とし、今後はサービス面の強化にも取り組んでいく。
 
11月には、倉庫検索機能をアップデートした。検索時には、距離順による検索だけでなく、価格順で並び替えができるようにした。複数の倉庫に対して一括で問い合わせができるほか、パレットやカゴ車に加えて、ケースや段ボールなども選択できるようにした。
 
システムの利用料などは無償で、成約した際に、同社へマージンが入る形となっている。「倉庫を探す荷主と空き倉庫のマッチング率を引き続き向上させていく」(同)としている。



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