2021.10.14

Shopify、「グローバル ERP プログラム」発表 マイクロソフト、オラクルなど大手基幹システムと提携


Heinz(ハインツ)、 Schwinn(シュウィン)、Lord & Taylor(ロード&テイラー)などの老舗ブランドに加え、Allbirds(オールバーズ)や Kinto(キントー)など「Shopify」も用いてビジネスを立ち上げ、規模を拡大した企業を含む1万以上の事業者(マーチャント)が「Shopify Plus」を利用し、大量で複雑な事業を管理しているという。「グローバル ERP プログラム」はこのような企業に対し、財務や在庫などの主要な事業データをコマースプラットフォームと結びつける一元化されたシステムを提供し、オペレーションや業務プロセスの最適化を可能にする。

Shopify のバイス・プレジデントであるマーク・ ベルゲン氏は、「Shopifyは、初めての販売から本格販売に至るまで、あらゆる段階のビジネスをサポートしています。企業の規模や成熟度、構造にかかわらず、事業者は自信を持ってShopifyで成長し、成功することができます。『グローバル ERP プログラム』の立ち上げは、Shopify が企業の成長をサポートし、成長への投資を惜しまないということを示しています」とコメントしている。

Shopify Japan のカントリー・マネージャーである太原真氏は、「Shopifyは、事業者をサポートするために常に努力しており、『グローバル ERP プログラム』はその最新の取り組みの一つです。世界中、そして日本でも、Shopifyに参加する企業の数が増えている中、Microsoft、Oracle NetSuite、Infor、Acumatica、Brightpearl と提携し、事業者がデータを最適化し、オペレーションをより効率的に行えるようサポートできることを嬉しく思います」とコメントしている。

世界各国にテーブルウェアやインテリア雑貨など、暮らしの道具を販売するKINTOは「グローバル ERP プログラム」について、「ERPシステムは多角的なチャネル展開を行うビジネスモデルには不可欠なインフラであり、その中でも急速に変化するEコマースや消費者の動向に迅速に対応するためのリアルタイムのインサイトを提供しています。『Shopify』と『Oracle Netsuite』などの主要なERPプラットフォームとの統合を深めることで、これらのインサイトを活用して成長する能力をさらに高めることに期待しています」とコメントした。

まずは、Oracle NetSuite、Infor、Acumatica、Brightpearl のERP ソリューションとの連携から開始する。新しいMicrosoft Dynamics 365 Business Centralとの連携は、2022年初旬に可能になる予定だという。



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