2021.10.12

【オンラインサービスの品質向上を支援】Spelldata、新潟市に5拠点目の計測センターを開設


ウェブパフォーマンスの監視・計測ツールを手掛けるSpelldata(スペルデータ)は10月8日、新潟市に計測センターを開設し、同市でのウェブサイトの表示速度計測を開始したと発表した。国内の計測センターとしては5拠点目となる。2022年には愛媛県松山市、宮城県仙台市にも拡大する予定だ。計測は、スペルデータが手掛けるオンライン計測・監視サービス「SpeedData(スピードデータ)」による。計測・監視を通じて、企業や自治体などのオンラインサービスの品質向上を支援していく。


地⽅都市は、データセンターが数多くある⾸都圏から物理的な距離が離れているため、首都圏とはネットワーク経路が異なる。スペルデータは、これからの市場競争においては、⾸都圏だけではなく地⽅都市でも、インターネット上での快適な顧客体験を提供をできるかどうかがビジネスを⼤きく左右するとみている。そこで、デジタルトランスフォーメーションにおいて重要な「可視化」を推進するため、今回は新潟県に計測センターを開設した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、東京圏からの移住が進みつつある。新潟市は、日本海で唯一の政令指定都市。今後、移住先の候補となりうる地方都市といえる。人口は78万人を超え、新潟県の総人口のうち3割強を占めている(2021年8月時点)。県の内外から人が集まる中心都市だ。

Spelldataの計測は、実際の回線(NTT回線やiPhone)を使用しているため、ユーザ環境での計測が可能だ。計測システムは米国Catchpoint社(※1)のものを使用。海外ではGoogle、Microsoftなどで導入され、世界のデジタル企業で採用される計測サービスを提供している。


【新潟計測センターの概要】
・新潟のNTT、KDDI、NCVの回線を利用したデスクトップサイト計測
・新潟のNTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの携帯回線を利用したモバイルサイト計測
・実験計画法のフィッシャー三原則(※2)を遵守した計測
・計測システムは、定評のある米国Catchpoint社を採用。今回開設した新潟と既存の札幌、東京、大阪、福岡の計測機器はスペルデータが独自に設置・管理

(※1)Catchpoint社は、2010年に創業した、世界のデジタル企業が採⽤するWebパフォーマンス計測サービスの会社。GoogleやMicrosoftなどのテクノロジー企業をはじめとして、数多くの欧⽶のECサイトやエンタープライズサイト、Verizonなどの通信企業で使われているサービス。 

(※2)実験計画法を確立したR.A. Fisherが提唱した観測値取得の原則。反復(replication)、無作為化(randomization)、局所管理(local control)の3つからなる。


■「Spelldata」企業ページ
https://spelldata.co.jp/

■「SpeedData」サービスページ
https://speeddata.jp/

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