2021.10.11

ヤプリ、ノーコードの顧客管理システム「Yappli CRM」を提供 ポイントや電子マネーなどを一元管理

アプリプラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を提供するヤプリは10月11日、顧客管理、ポイント・電子マネーの発行、アプリマーケティング施策をワンストップで実現する顧客管理システム「Yappli CRM(ヤプリ シーアールエム)」の提供を開始した。「アプリの会社」だからこそ提供できる新しいCRMにより、CRM導入・運用における課題の解決を図る。

「Yappli CRM」は、アプリをダウンロードするだけで始められる顧客管理システム。顧客の行動データを活用し、アプリならではの多彩な施策を実行することで、顧客との関係性をより強化することができる。最大の特長は、CRMに必要な、顧客の会員登録、認証、情報管理などが全てオールインワンとなっており、従来のようなシステムは不要で、アプリを軸に顧客管理システムを開始可能できる点。ノーコードで誰でも簡単に使える管理画面で様々な施策を素早く実行、分析できる。

その他、ポイントカードと電子マネーの発行、1to1の顧客体験を実現する豊富な機能、シームレスなサービス連携でアプリデータを活用できるといった特長を備える。ポイントカードと電子マネーは、外部サービス連携なしで発行・管理可能でき、会員ランク別のポイント発行にも対応。来店頻度や購買単価の向上を実現する。また、顧客のタイミングに合わせた多彩なシナリオ設計によるプッシュ通知やクーポン・ポイント付与など豊富な機能を提供し、顧客分析から施策実行まで、1to1の顧客体験を可能にする。すぐにアクセスできるアプリでは、購入データだけでなく購買後の行動データも多く取得でき、それらデータを外部メールサービス、MA、CDPなどと連携させ、データドリブンなマーケティング活用することができる。

アプリの開発・運用・分析をノーコードで提供するアプリプラットフォーム「Yappli」は、現在550社以上の企業に導入され、幅広い業種・用途で活用されている。アプリの生活への普及が一般的になり、デジタルでの顧客接点の始まりがアプリから始まるケースが増えてきたことから、アプリのダウンロードだけで本格的な顧客管理システム(CRM)を開始できるニーズが増えてきたという。「Yappli」導入企業においては従来、CRMは導入企業側で用意していたが、CRMを持たないケースや、開発済みのCRMがいわゆる「レガシーシステム」(過去の技術や仕組みで構築されているシステム)となっており、拡張性や保守性に課題を感じているケースが増えていた。

こうした課題を解決するため、ノーコードでCRMを開始できる「Yappli CRM」の提供に至ったとしている。これまで顧客側の基幹システムとの連携を数多く実現してきた同社が、そこで培ってきた知見をベースに、モバイル時代に最適化されたCRMの開発に取り組んだ。開発メンバーが大切にしたのは、顧客との強力な接点であるアプリとスムーズに連携し、シンプルで使いやすいCRMにすること。また、大規模開発が不要になることで導入費用を抑え、マーケティング担当者が施策実行に集中できるスピード感にもこだわり、「アプリの会社」だからこそ提供できる新しいCRMが誕生したとしている。今後も企業のGo Mobileを推進し、アプリを通して企業と顧客を繋げる支援を進めていく考えを示した。

ヤプリでは、「Yappli」を契約済みの企業・契約進行中の企業を対象に、最新のアプリマーケティングを学ぶ場として「Yappli Summit」を開催しており、6回目となる今年の同イベントを10月21日にオンラインにて開催する。「Yappli CRM」の詳細や、今後の開発ロードマップの発表を予定しており、「Yappli CRM」の詳細に興味がある人の参加を促している。



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