2021.09.29

いつも、D2C・EC人材育成を開始 オンライン講座開講、受講生の転職もサポート

D2C・ECマーケティング支援大手のいつもは9月29日、D2C・ECマーケティングオンライン講座「Careefer(キャリファー)」を開講した。5週間の講座で、D2C・ECの概念やオペレーションスキルの習得を促し、転職活動のサポートも行う。年齢や経験に関係なく、D2C・EC業界で「やりがいをもって働きたい」「もっと成長したい」という転職希望者を支援する。

このほど提供を開始した「Careefer」は、主に転職を検討している未経験者を対象とした転職サポート付きD2C・ECマーケティングオンライン講座で、「将来への不安」や「キャリアチェンジのお悩み」を専門家がサポートする。実践的なD2C・ECの基礎を学ぶことができ、業界経験がない人でも、D2C・EC業界へ転職できるようサポートを行う。学習期間は5週間・30時間で、受講料は9万7900円(税込)。受講後、いつもが紹介した企業に入社した場合、受講料を全額返金するとしている。

「Careefer」は、D2C・ECにおいて大切な「店舗運営」に重点を置いた実践的カリキュラムとなっており、「集客から配送まで、一連のD2C・EC業務概念の理解」「店舗運営に必要なエクセルの操作方法」「『Photoshop』を使ったデザイン」「HTML、CSSでのWEBサイト作り」「マーケティングの基本」「Amazon・楽天・自社サイトでの店舗運営」などを学ぶことができる。現在、D2C・EC人材レベルを図る基準が業界に存在しないことから、同社では作業レベルではなく、店舗運営に必要なスキルを図る基準を作成したとしている。講座の修了後は、「『Careefer』専用カリキュラムを30時間以上受講し、規定テストに合格したD2C・ECマーケター」として、転職先のメイン業務にスムーズに入ることができるとしている。



「Careefer」開講の背景の1つには、「人生100年時代」といわれる昨今、社会的に女性活躍の動きが活発になっており、企業で働く人材の年齢やスキル、個人のネットワークやバックボーンなどもますます多様になっている一方で、外出自粛の長期化が影響した雇用変化や将来への不安など、新たな課題が浮き彫りになっていることを挙げた。

こうした社会情勢を受け、D2C・EC業界においても、実店舗で働く人のWeb業界への転職意向が高まっているが、日常的にネットショップと接していながら、その業界の業務内容にイメージが浮かばない人も多いという。また、D2C・EC業界では即戦力となる人材の競争率が高く、未経験で転職することが容易ではないことも実状だとした。いつもでは、コスメやアパレルなどの女性が活躍できる商材を多く扱っており、社内の男女比はおおよそ5:5とバランスの取れた割合になっている。今後、女性D2C・EC人材の需要は拡大していくと予測しており、意欲ある女性が活躍し続けられる組織づくりを支援していくとしている。

いつもはD2C・ECマーケティングオンライン講座「Careefer」開講と同時に、EC事業者向けにネットショップ運営の基礎を習得した人材のマッチングサービスの提供を開始する。基礎教育が不要で転職先のメイン業務にスムーズに入ることが可能なため、D2C・EC事業者が感じている「EC人材の採用」に関する課題を解決できるという。







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