2020.03.24

Zホールディングス、リアルの在庫連携推進 自社サイト構築支援にも参入

写真左からZHD 小澤隆生取締役、アスクル 吉岡晃社長、ZHD 川邊健太郎社長、ヤマトHD 長尾裕社長、ZOZO 澤田宏太郎社長


「ロハコ」が導入1号


大規模ECサイトの構築を支援する「XSエンジン」の提供も開始する。「ヤフーショッピング」のショッピングエンジンを活用し、自社ECサイトを構築できる。

自社ECサイトを開設できるだけでなく、ヤフーのECモールに一括出品することも可能。ヤフーのPRメニューを活用し、効果的に集客を増やすこともできる。「Xショッピング」のリアル連携機能も実装する。「XSエンジン」の第1号導入先はアスクルの「ロハコ」だ。

アスクルの吉岡晃社長は、「ヤフーのデータ活用やAI技術、エンジニアリングパワーを活用できる。コストを抑え、品質の高い売り場作りに期待している。システム部分は任せ、当社は強みである顧客対応の強みに専念できる。先陣を切って『XSエンジン』の成果を出していきたい」と話す。


アスクルの吉岡晃社長が「XSエンジン」への期待を語る

ZHDの小澤取締役は、「固定費をゼロに近付け、変動費化させる。販売価格の3%をいただいている『PayPayモール』の料金に近い形態になる見込み」と説明する。

将来的に「XSエンジン」の小規模店舗向けバージョンを開発する構想も明らかにした。

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