2020.03.24

Zホールディングス、ヤマトとモール店向け物流代行 「送料無料」で導入店舗を拡大

ZHD 川邊健太郎社長(写真左)とヤマトHD 長尾裕社長が物流代行サービス発表

Zホールディングス(HD)は3月24日、宅配最大手のヤマトホールディング(HD)と業務提携に向けた基本合意締結し、「ヤフーショッピング」「PayPayモール」出店者向けに物流代行サービスを提供すると発表した。ヤマトHDが商品の保管から出荷、配送まで行う。出店者の物流の手間やコストを支援する。物流サービスの導入店舗において、ZHDの負担で6月末から12月まで、送料を実質無料にするキャンペーンも展開。物流サービスの導入促進を図る。

ZHDとヤマトHDが提供する物流代行サービスは、3月24日から受付を開始し、6月30日から提供を開始する。サービスは2種類あり、商品の保管から受注処理、ピッキング、帳票発行、梱包、出荷まで行う「フルフィルメント」と、商品保管は行わず受注後にヤマトHDが集荷に行き、帳票発行や梱包、出荷を代行する「ピック&デリバリー」を用意している。「フルフィルメント」は当日出荷に対応するが、「ピック&デリバリー」は当初、神奈川県の一部のみ当日出荷に対応する。


ヤマトホールディングスの長尾裕社長が2通りのサービスを紹介

ヤマトHDの長尾裕社長は、「ヤマトHDのネットワークを活用し、ストアさまの物流に関わる業務を軽減し、配送レベルを上げて顧客体験の向上を支援する」と話す。

導入店舗は業務負担の軽減を含めたトータルでのコスト削減を実現できると説明している。

EC業界トップ奪取のための一手


ZHDの川邊健太郎社長は、「2013年のEコマース革命からショッピング事業の取扱高は3倍に拡大した。品ぞろえやお得なサービスという認識は広まっている。今後、EC市場でナンバーワンになるためには物流や配送の品質を上げないといけない。ヤマトHDさまとの協業により、モールの翌日配達率は大幅にアップする。欲しいものが欲しいときに手に入る世界を実現する」と意気込む。


Zホールディングスの川邊健太郎社長がヤマトとの連携効果を語る

ZHDは物流代行サービスの導入を促進するため、導入店舗の送料をZHD負担で実質無料にするキャンペーンを展開する。実施期間は6月30日~12月の予定。該当店舗の利用者に送料相当額をPayPayボーナスライトで還元する。


送料実質無料キャンペーンで物流代行サービスの導入促進



ZHD×ヤマトHDの物流サービス紹介ページ

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