2021.02.24

ShopifyとTikTokが提携 Shopifyの管理画面からTikTokへ広告出稿可能に

ECプラットフォーム「Shopify」を運営するShopify Inc.は2月24日、ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」と提携したと発表した。2020年10月に発表したグローバルパートナーシップに基づくもので、これにより日本で「Shopify」を利用する事業者(マーチャント)は、「Shopify」の管理画面から「TikTok」への広告出稿が可能になるという。

「Shopify」では、今まで様々なプラットフォームとの連携により、オンラインを活用した消費者の新たな購買方法を提供してきた。それらが好評を得てきたことで、オンラインプラットフォームとの更なる連携が必要不可欠であるとの認識から、2020年10月の「TikTok」とのグローバルでのパートナーシップに至ったとしている。

同パートナーシップにより、世界で170万人以上の規模を誇る「Shopify」を利用する事業者は、「TikTok」というエンゲージメントの高いユーザーに向けて広告を配信することができ、大規模で良質な「TikTok」のユーザーに対してアプローチし、ビジネスの可能性を最大限広めることが可能になるとしている。提携に伴い事業者向けに新設した「TikTokチャンネルアプリ」の利用により、「Shopify」のダッシュボード画面から離れることなく「TikTok For Business」の主要な機能にアクセスすることができ、「TikTok」への広告配信を容易に行うことができる環境を構築した。


Shopifyアプリストアに公開された「TikTokチャンネルアプリ」

このほど日本でも利用可能になった「TikTokチャンネルアプリ」は、「Shopifyアプリストア」で提供を開始しており、主な機能は以下の通り。

1. 「ワンクリック」でインストールできる「TikTokピクセル」
ボタンをワンクリックするだけで「TikTokピクセル」をインストールし、接続することができるため、開発者によるセットアップが不要。コンバージョンのトラッキングをより迅速かつ簡単に行うことができる。

2. 「TikTok」キャンペーンのワンストップショップ
「Shopify」のダッシュボードを離れることなく、「TikTokチャンネルアプリ」内で広告キャンペーンの作成、ターゲットとなるオーディエンスの設定、パフォーマンスのトラッキングが可能。

3. 「TikTok」に最適なクリエイティブ制作をサポート
「Shopify」を利用する事業者が商品画像や動画をアップロードし、自動カスタマイズされたサンプルの中から選択するだけで、「TikTok」ユーザーの共感を得やすい広告クリエイティブを制作することができる。

4. 高精度なターゲティング機能(Advanced Matching)
新たに導入された「TikTokピクセル」機能により、「TikTok」広告からのコンバージョンをより効果的にトラッキングすることができる。それを元にリターゲティングすることも可能。

2月24日からは、「Shopify」アカウントから「TikTokチャンネルアプリ」を介して、新たに「TikTok For Business」アカウントを作成した「Shopify」の事業者を対象に、広告クーポンキャンペーンを実施しており、新規登録から14日以内に25ドル(約2640円)以上の広告を出稿した事業者には、100ドル(約1万555円)の広告クーポンをプレゼントする。

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