受賞店に「受賞要因」「今後の戦略」を取材
楽天は1月27日、2020年における「楽天市場」の優秀店舗を表彰する「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)2020」を発表。「楽天市場」に出店する5万店から延べ148店舗が選出された。授賞式はコロナ禍のため、オンライン開催。「日本ネット経済新聞」では受賞店舗に直撃取材を敢行し、63店舗からコロナ禍で栄冠をつかんだ要因や今後の戦略を聞いた。
【INDEX】◆総合賞(4店舗)◆特別賞(4店舗)◆サービス賞(9店舗)◆ジャンル賞〔ファッション①〕(7店舗)◆ジャンル賞〔ファッション②〕(9店舗)◆ジャンル賞〔グルメ・ドリンク〕(9店舗)◆ジャンル賞〔住まい・暮らし〕(2店舗)◆ジャンル賞〔美容・健康〕(8店舗)◆ジャンル賞〔エンタメ・デジタル家電〕(9店舗)◆ジャンル賞〔車・スポーツ〕(2店舗)※受賞店の記事は随時公開 上位店は在庫力・運営力で受賞
今回の受賞店舗の顔ぶれを見ると、コロナ禍で高まる巣ごもり需要にマッチした商材を取り扱っている店舗や、仕入れや配送などの店舗運営のベースとなる部分に強みのある古豪の店舗が目についた。
総合賞の1~3位は家電量販店が占めた。総合グランプリの「Joshin web 家電とPCの大型専門店」をはじめ、上位店は高まる巣ごもり需要に応える在庫を確保し、単価が高い家電製品を効果的に販売することができた。
「Joshin web 家電とPCの大型専門店」が総合グランプリ受賞そのほか、総合トップ10には、インテリアや家具、フィットネス器具など、家で使える商品を扱う店舗がランクインした。コロナ禍で健康への意識が高まったことで、健康に配慮した食品を扱う「タマチャンショップ」や「サプリ専門SHOP シードコムス」も総合トップ10に入った。
数年ぶりに受賞した「イーザッカマニアストアーズ」や「daily‐3」のように、かつてSOYの常連だった店舗が返り咲くケースも目に付いた。多くのファンを持つ店舗がコロナ禍で改めて応援を集めたり、顧客対応や物流など地力のある店舗が受賞をつかんだようだ。
干し芋などを販売する「おいもや」は、SOY史上初となる「15年連続賞」を受賞した。長年の功績が称えられた授賞式でもあった。
「おいもや」はSOY史上初となる「15年連続賞」を受賞