2021.02.10

メンズスキンケアブランド「BULK HOMME」がアメリカ進出 ECとリアルで世界最大級の市場に挑戦

バルクオムは2月15日、メンズスキンケアブランド「BULK HOMME(バルクオム)」のアメリカでのEC販売を開始する。また、3月を目処に、全米で展開する「Tokyo Central」ガーデナ店などバラエティショップ約20店舗での販売も予定している。「世界No.1シェアのブランドをつくる」というミッションの実現に向け、世界最大級のメンズグルーミング市場に進出する。

【<写真8点>米国で販売する商品ラインアップはこちら】

「BULK HOMME」は、2013年のブランドデビューより「メンズスキンケアブランド世界シェアNo.1」を掲げ、積極的に海外展開を促進してきた。今回のアメリカ進出においては、アメリカのアジアマーケットに対してデジタルマーケティングを中心に高品質という点を訴求していくとしている。

ECの浸透率が高いアメリカでは、日本と同じD2Cビジネスモデルのテストを行うとし、2月15日の自社ECでの販売に続き、3月20日より「Amazon」での販売を開始する。アメリカ市場で認知のない製品のため、アメリカECプラットフォームNo.1である「Amazon」の信頼度と知名度でオンライン販売を行い、より多くの消費者にリーチすることを狙う。さらにタッチポイントの創出として、3月を目途に全米で展開する「Tokyo Central」ガーデナ店などバラエティショップ約20店舗での展開を予定している。


「Tokyo Central」ガーデナ店

2月10日時点の販売製品は、「THE FACE WASH(洗顔料)」「THE TONER(化粧水)」「THE LOTION(乳液)」「THE SHAMPOO(シャンプー)」「THE TREATMENT(トリートメント)」「THE SCALP SERUM(頭皮美容液)」「THE BUBBLE NET(洗顔ネット)」で、その他の製品は順次展開予定としている。


     
2月時点の米国で販売する商品ラインアップ

アメリカの調査会社「Research and Markets」によると、全世界のメンズグルーミング市場は2018年時点で年間約6兆5000億円と推計。2024年には約8兆7000億円に達すると予測している。アメリカは約9200億円(2019年)と、世界でも最大級のメンズグルーミング市場となっている。市場販売率の大多数はシェービング製品だが、近年、アメリカではスキンケアを身だしなみの1つとして捉え、生活の一部に取り入れ始めており、インターナショナルブランドがひしめき、厳しい競争が行われていいる。また、ビューティという市場に限らず、アメリカでは近親者からの口コミへの信頼度が高い市場という特徴もあるという。

「メンズスキンケアブランド世界シェアNo.1」を掲げるバルクオムでは、世界でも最大級のメンズグルーミング市場という規模に加え、EC文化においても日本以上の浸透率あるアメリカは、海外展開をする上で欠かすことのできない市場であると考えており、今回の進出に至ったとしている。これによりアメリカを含め、アジア・ヨーロッパなど計11の国と地域への進出となった。

今後はまず、アメリカ国内でのブランドの認知拡大を目指し、オンライン・オフラインともにプロモーションを強化する考え。短期的なオフライン展開では、日系人を中心としたアジアマーケットに向けてサンプリングやタッチアンドトライなどのプロモーションを実施し、メンズスキンケアの啓蒙およびブランド認知拡大による取扱い店舗の拡大を目指す。

中長期的には、アメリカに住むすべての男性に向けてマーケティング活動を実施し、更なるブランド認知度、プレファレンスの拡大を目指し、最終的にはサブスクリプションビジネスの導入を検討していきたいとしている。

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