2020.08.25

【記者コラム】クラウドファンディングをやってみた

クラウドファンディング

私はコロナで外出自粛になってから、初めて、「クラウドファンディング」を使って、将来への投資をしてみました。学生時代に頻繁に通っていた渋谷の映画館が、「クラウドファンディング」で、映画館の運営資金を募集していたからです。

「クラウドファンディング」で資金を募集していたのは、渋谷パルコに入っている「シネクイント」という映画館です。ミニシアターというわけではないのですが、大手シネコンでは上映しないようなマイナーな作品をよく上映しています。

シネクイントでは、「宇宙人ポール」という映画を上映した際、“友達3人と手をつないで入場したら割引”というキャンペーンを行っていました。ユニークな劇場です。

シネクイントの「クラウドファンディング」では、数千円から1万円を支払うと、1年間有効な映画チケットなどが送付されます。投資した人の名前が、9月から3カ月間、映画が放映されるたびにスクリーンに掲載されるという特典もついていました。

私は、クラウドファンディングのサイトを見たとき、シネクイントに頻繁に通っていた当時のことを思い出し、お酒の勢いもあって投資することにしました。かなり前のことで忘れていたのですが、つい先日、映画のチケットが届き、映画館からはお礼の電話ももらいました。

コロナの負の影響から、こういった形で、救われた事業者はたくさんいるのではないかと想像しました。

「クラウドファンディング」は、さまざまな目的の資金集めに利用されます。日本ではまだ販売されていない商品を、日本で売るために、開発資金や仕入資金を募集するEC事業者もいるようです。

クラウドファンディングサイトを運営するkibidangoの松崎良太社長は、「今まで見たことのない商品を、自分だけが、いち早く、安く商品を入手できる点が、ワクワクするし、魅力的だ」と話していました。

私は、決して“新しい物好き”というわけではないので、今までは、「クラウドファンディング」をやってみようというきっかけがありませんでした。ただ、自分の好きだったものを救うことができるのであれば、投資するのも悪くないと感じました。

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