2024.07.27

【モデルのゆうちゃみが「わたしと生理」語る】mederi、「低用量ピルで生理ケアの日」を制定

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イベント登壇者。写真左からmederi 代表取締役 坂梨亜里咲氏、ゆうちゃみさん、産婦人科医の郡詩織氏、産婦人科医師 慶應義塾大学 名誉教授 吉村泰典氏

オンラインピル診療サービス「mederi Pill(メデリピル)」を展開するmederiはこのほど、7月28日を「低用量ピルで生理ケアの日」と定め、その制定を記念した記者発表会を開催した。産婦人科医とモデルのゆうちゃみさんをゲストに招き、生理ケアと低用量ピルについて正しい知識を伝えるとともに、「わたしと生理」と題したトークショーを展開。生理ケアにおける低用量ピル服用への理解を広げるための取り組みを推進する。

【<写真5点>発表会に登壇したゆうちゃみさんのカット】

mederiは、すべての女性が自分の体のことをきちんと知り、安心、安全を追い求めながら心と体のバランスを整えるためのサービスを提供するフェムテックカンパニー。スマホから簡単に受信できるオンラインピル診療サービス「mederi Pill」を展開している。

このほど、日本記念日協会の正式認定を受け、7月28日を「低用量ピルで生理ケアの日」に制定した。

低用量ピルの多くが1シート28錠、7日間ごとに錠剤が配置されており、毎日1錠ずつ服用することになぞらえて、7月28日を「低用量ピルで生理ケアの日」に制定したとし、毎月28日に、女性自身とその家族・パートナー・友人がともに心身の健康と生理ケアについて考える機会の創出を目指し、イベントやSNSなどでのさまざまな啓蒙活動に取り組むとしている。

今回のプロジェクトの始動にあたり、7月23日に記者発表会を実施し、その様子をレポートした。プロジェクトの取り組みとして、期間限定で「mederi」オリジナルのカフェドリンクを展開予定の「TAILORED CAFE SHIBUYA」にて開催した同会は、第1部では生理ケアとしての低用量ピルの実態と、国内での服用状況を専門家から解説。第2部では、モデルのゆうちゃみさんをゲストに迎えて「わたしと生理」をテーマにトークセッションを展開した。

第1部の冒頭では、産婦人科医師 慶應義塾大学 名誉教授である吉村泰典氏が、「生理ケアの重要性と低用量ピルの役割」と題し、晩婚・晩産化により、現代女性の月経回数が昔と比べて約9倍ほど増えている実態や、月経にさらされることによって引き起こされる代表的な疾患である「子宮内膜症」の総患者数が増加していることを解説。


▲産婦人科医師 慶應義塾大学 名誉教授 吉村泰典先生

産婦人科医としての長年の経験からも推奨している低用量ピルの効果・効能に加えて、さまざまな死亡リスクの中でも低用量ピル服用に起因して死亡するリスクはごくわずかである点も紹介した。

また、2019年発表されたデータによると日本全体で3%程度だった低用量ピルの服用率が、2022年にmederiが外部機関を通じて全国の18~39歳の女性を対象に実施した独自調査では10%程度まで上昇していることにも言及。

背景には、女性の社会進出とそのさらなる促進や、オンライン診療の規制緩和により、低用量ピル処方の社会的ハードルが下がったことが考えられるとし、吉村氏は「低用量ピルの服用による月経コントロールを行えば、女性のQOLが必ず上がります。 ぜひ皆様には女性が生きていく上で、低用量ピルが非常に有効なお薬だということを知っていただきたい」と締めくくった。

続いてmederi 代表取締役 坂梨亜里咲氏が、オンラインピル診療の実態、並びに「低用量ピルで生理ケアの日」記念日制定について発表した。2022年1月より正式提供を開始したオンラインピル診療サービス「mederi Pill」は、プラットフォーム登録者数約35万人となり、女性と医療機関を繋ぐプラットフォームとして事業成長を続けている。「初月ピル代無料、診療代ずっと無料」という続けやすい価格と、安心サポートを提供しているため、「mederi Pill」ユーザーの半数以上が低用量ピル初心者である点も特徴として挙げた。


▲mederi 代表取締役 坂梨亜里咲氏

mederiの独自調査における「『mederi Pill』を利用したことで、健康に対する意識が高まったと思いますか?」という質問への回答では、「とても思う」「思う」と回答した人が合計で約75%となり、子宮頸がんや婦人科がん、睡眠、ストレス対策を意識する女性が多いことが明らかとなったことも紹介した。

加えて「mederi Pill」を利用したことが、子宮頸がんなどの婦人科検診に行くきっかけに「なった」と回答した人が約半数にのぼり、低用量ピルの処方とあわせて、女性の健康に関する知識や婦人科検診を推奨し続けていることが、ヘルスリテラシー向上へ寄与していると考えられると述べた。

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