2024.06.04

ランクアップ、『会える通販』で成長継続 岩崎社長「お客さまはマナラを愛用する同志」

岩崎裕美子社長

ランクアップは、化粧品のオリジナルブランド「マナラ」「アールオム」「アクナル」の開発・販売を行っている。2023年9月期の売上高は前期比6.3%増の127億6000万円だった。成長を続ける同社の企業理念は、「たった1人の悩みを解決することで、世界中の人たちの幸せに貢献する」だ。

同社のECサイトでは、すべての商品について、開発者が顔と名前を出す形で、「開発秘話」を掲載しているという。

岩崎裕美子社長は、「”誰のどんな悩みを解決するために生まれたのか”、製品を生み出すに至った実話をそのまま掲載している」と話す。

製品開発を始めるきっかけは、「たった1人の悩み」だという。1人の悩みに真剣に向き合って開発を行った結果、何十万人もの悩みを助ける製品が誕生するのだとしている。

累計販売個数が2300万個を突破した、同社の看板商品「ホットクレンジングゲル」シリーズは、岩崎社長の肌の悩みから生まれたそうだ。「人生が変わるクレンジングをつくりたい!」と考え、100回以上の試作を重ね、開発を行ったという。

「この商品は、美容液成分91.3%配合の温感クレンジングだ。メークや毛穴汚れもスッキリと落ちるが、しっとりとした洗い上がりの使い心地が好評だ」(同)としている。


▲ホットクレンジングゲル マッサージプラス

同社では2019年頃から”会える通販”を掲げ、オンラインのイベントや美容相談室などのさまざまなコンテンツを通じて、ユーザーとのコミュニケーションを積極的に行っているそうだ。

オンラインイベントは2020年から、定期的に開催している。イベント後には毎回アンケートを実施。フィードバックを重視しているという。

2023年は合計30回、オンラインイベントを開催。参加者の満足度が平均96.3%となるなど好評だったそうだ。

ユーザーがビューティカウンセラーに美容関連などについて相談できるオンライン美容相談室も展開している。

5月15日には、銀座本社付近に、完全予約制のショールーム兼カウンセリングルームとして「マナラビューティールーム」をオープンしたという。

2019年には、”全国行脚”も行った。当時は1年間で1000人に会いに行ったそうだ。

岩崎社長は、「私たちは、お客さまを当社のブランド”マナラ”を愛用する同志と捉えている。”会える通販”はそもそも、『もっとお客さまの声をお聞きしたい!』『もっとお客さまのことを知りたい!』『もっと当社のことをお客さまに知ってほしい!』という思いから始まった。今後も『会える通販会社』として、もっと多くのお客さまにご満足いただけるようにしていきたい」と語った。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事