楽天、福岡県福智町と包括連携協定 住民の健康増進や町のDX推進など

楽天グループと福岡県福智町は4月23日、住民の健康増進や町のDX推進などに関する8項目において、包括連携協定を締結した。福智町における地域課題解決に向けて連携する。

楽天グループと福岡県福智町は、包括連携協定を締結し、本協定に基づき、①健康増進に関する事項、②DX推進に関する事項、③キャッシュレス化に関する事項、④デジタルデバイド解消に関する事項、⑤地域スポーツに関する事項、⑥次世代教育に関する事項、⑦ふるさと納税の推進に関する事項、⑧その他福智町の活性化に関する事項の8項目において連携、協働する。

具体的には、楽天グループの楽天モバイルと連携し、同社として初めて「クラウド型電話交換機」の自治体導入を見据えた取り組みを開始することで、役場職員が利用する固定電話のスマートフォンへの切り替えや庁外での内線利用による維持管理費などの削減、取次業務削減などによる業務効率向上や住民からの問い合わせのしやすさなどの改善を図るほか、楽天のマーケティングデータを活用した施策立案を通じて、町内のDX推進に取り組む。

さらに楽天グループが運営する健康管理アプリ「楽天ヘルスケア」を活用し、住民の健康増進、および町の健康課題である生活習慣病などの予防を図るとともに、福智町のキャッシュレス化やデジタルデバイド解消などによる町民の利便性向上にも取り組む。

その他、福智町で活躍するスポーツチームとともに、スポーツに関連したふるさと納税返礼品の企画・開発に取り組むなど、地域経済の活性化を推進する。