2024.04.16

アパレル大手のTSIホールディングス、国内EC売上は7.7%減の358億円 前年のヒット企画の反動減

「JILLSTUART」「NANO universe」「STUSSY」などを展開するアパレル大手のTSIホールディングスの2024年2月期における国内EC売上高は、前期比7.7%減の358億4000万円だった。EC化率は同2.4ポイント減の28.6%になった。

海外EC売上高は同2.9%減の38億5000万円だった。国内外合わせたEC売上高は同7.3%減の397億円となっている。

国内EC売上高のうち、自社EC売上高は同12.4%減の158億6000万円だった。国内EC売上高に占める自社EC比率は、同2.3ポイント減の44.3%になった。

国内EC事業の減少要因として、前年に特別企画やコラボスニーカーが好調であったストリートブランドにおいて、継続的なヒート商材の減少影響で、パルス消費(スマホなどでの衝動買い)動向が強いECにおいて苦戦を強いられたと説明する。

グループ会社のナノ・ユニバースは今年3月、新ブランド「Apo(s)ture(アポスチャー)」を「ZOZOTOWN」でローンチした。生産支援プラットフォーム 「Made by ZOZO」の仕組みを活用した完全受注生産方式で、商品のバリエーションを豊富にそろえることができ、廃棄を生まない。



新たなサービスの提供により、2025年2月期はEC売上高を回復させたい考えだ。







RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事