2024.03.26

【創業60周年インタビュー <後編>】タンスのゲン 橋爪社長・工藤副社長「3本柱で売上高1000億円へ」

新代表としての今後を話す橋爪裕和社長


大川を世界のインテリアバレーに


――成長のためには、人材が欠かせない。採用戦略はどうか?

橋爪:採用活動の中で、当社は「大川を、世界のインテリアバレーに」という構想を強く伝えている。

世界のインテリアバレー構想は、自治体など地方を巻き込む地方創生事業でもある。こうした内容とともに、地方企業でも業績を伸ばし、業界の最前線にいることを新卒や中途(キャリア)採用で伝えている。

前述した通り、当社はこれから海外への攻勢を強める。グローバルスタンダートであることも伝えつつ、会社の理念や取り組みに共感してくれる仲間を増やしている。


▲これからの会社について語る工藤副社長(左)と橋爪社長(右)

世界のインテリアバレー構想は、大川市と対応している。大川市に企業や人を誘致することが欠かせないためだ。当社の方で、D2C相談窓口となるものを開設して、市内の企業を成長させる販促やマーケティング強化の事業者向けコンサルティングを無料で行っている。

これからは人材戦略が当社の成長の鍵を握る。世界挑戦と地方創生を新たな軸とし、国内外で成長していく。次の新時代である10年、20年、30年を一緒に作ってくれる仲間を積極的に集めていきたい。



【<前編>「シフトチェンジと震災が契機」】
https://netkeizai.com/articles/detail/10998

【<中編>「売り上げゼロからの復活劇」】
https://netkeizai.com/articles/detail/11050






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