2023.12.21

売れるネット広告社、オルリンクス製薬を子会社化 D2C事業に参入

売れるネット広告社は12月19日、オルリンクス製薬の株式を取得し、子会社化することについて、基本合意書を締結すると発表した。D2C(ネット通販)事業領域参入による事業の多角化、およびD2C領域におけるノウハウの拡充を目指す。

売れるネット広告社は創業以来、健康食品・化粧品業界を中心としたD2C事業者向けにクラウドサービス、およびマーケティング支援サービスを提供している。12月19日開催の取締役会において、オルリンクス製薬の株式を取得し、子会社化することについて、基本合意書の締結を決議した。株式譲渡契約の締結、株式譲渡は共に2024年2月に実施予定。

オルリンクス製薬は化粧品・サニタリー用品・健康食品、機能性表示食品等のD2C事業を展開している。2018年7月に事業参入して以来、広告運用事業で培ったプロモーション戦略のノウハウを活かしながら販路を拡大。「国内生産」にこだわった商品開発を行い、微生物美容成分90%以上高濃度配合のプレミアム美容液など独自性のある商品を提供してきた。

売れるネット広告社はこれまで、D2C事業者が自社サービスを活用し、インターネット広告の費用対効果を改善し、業績を拡大することを目的として事業を展開してきたが、今後の成長のためには「事業の多角化」、および「ノウハウの拡充」が重要と考えているとし、「D2C事業領域参入による事業の多角化」、および「D2C領域におけるノウハウの拡充」の実現を目的に、オルリンクス製薬の株式取得に至ったとしている。

今回の株式取得を機に、D2C事業に参入するのはもちろんのこと、オルリンクス製薬 代表取締役の北川雅人氏のD2C事業におけるマーケティングの知見を自社内に蓄積することにより、既存事業のサービスの利便性向上にも努めていく考えを示した。




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