2023.12.07

メルカリ、没入施設「ウチの実家」を期間限定で開設 不用品の価値に気付くきっかけ提供

フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリは11月29日~12月3日、東京・渋谷区神宮前のUNKNOWN HARAJUKU(アンノンハラジュク)にて、「メルカリ」で出会えるリユース品で作った没入型施設を公開した。不用品の隠れた価値に気付くきっかけを提供するとともに、フリマアプリ「メルカリ」の利用促進を図る。
 
「ウチの実家」は、「メルカリ」で買える500点以上の商品を配置した”実家のような”空間を体験できる施設だ。こたつの上にチラシで作った手作りゴミ箱や、周囲には石油ストーブやマッサージチェアなどを用意した。隣の部屋には、懐かしのゲームや漫画を多数取りそろえた。







昭和から平成にかけて流行った商品や定番商品などが並ぶ実家の雰囲気を、「平成レトロ」の提唱者である山下メロさんにアドバイスをもらい、再現した。


▲企画アドバイザー 山下メロ氏

2023年11月15日にメルカリが発表した「2023年版 日本の家庭に眠る”かくれ資産”調査」では、日本の家庭に眠る”かくれ資産”の総額は推計約66兆6772億円、国民1人当たりの”かくれ資産”は平均約53万円だという。


▲国民1人当たりの”かくれ資産”は平均約53万円

実家にある不要品に価値がないと考えている人も多くおり、かくれ資産を活用しきれていない現状も明らかになった。
 
そこで懐かしい商品に出会える施設を開設することで、来場者に昔の価値ある品を思い出すきっかけを作った。来場者が自宅で懐かしい品を手に取り、不用品であれば「メルカリ」に出品してもらいたいと考えている。来場特典として出品時に利用できる梱包材やエコボックスなども配布した。


▲来場者プレゼント
 
開催期間中は、成人男性1人での来場や、学生と母親の2人での来場、複数人の学生の来場など、さまざま人が来場した。


▲多数の人が来場

都内在住の40代の男性は、「木彫りの熊の置き物が4000円代で実際に『メルカリ』で販売されていることに驚いた。私も自宅に帰って、必要ないものは『メルカリ』に出して必要としている人の手元に届けられれば。捨てるよりもいい」とコメントした。



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